自分でやる事の限界を知る マカピーの日々 ♯1473
マカピーです。
看板作りをして、限界を知りました。
州都コタキナバルに出かけたのはヒラチンとの再会もありましたが、お店の看板(サインボード)を作る事も含まれていました。
といっても、野外に耐えられるPVC材に印刷したものを貼ったサインボードをちゃん自分のところの名前で出そうという事にしたのです。
というのも、居抜きで入った店舗でしたから昔の看板のままだったのです。
そもそもの店の名前がAyam Penyet と代表料理を名前に出していたので利用させてもらっていたのですが、さすがにいつまで昔の名前で出しているとデリバリーのオートバイ運転手などが「ここの店なんて言うんです?」と聞いてくる始末だったので改善を迫られていたのです。
もちろんこうした広告やサインボードを扱うお店はこの町にもあるのですが、結構値が張るのでした。
一度見積もりを取った事のあるコタキナバルのその印刷屋さんは、沢山のお店のメニューから看板の印刷まで手広くやっていて、コンピュータで大きさやデザインを決めてしかも安価でした。
135リンギでたった50センチサイズが40リンギだった近所と比べてもかなり安いです。
ところが、3日で出来ると待っていたらデザインに手間取ってしまいマカピーの滞在中に間に合わず、結局はバスを利用した配送サービスを使ってできたサインボードのスキン(キャンバス地)を送ってもらっらい到着したのが今朝の事でした。
指定の長距離バス発着場近くの配送サービスの店に行くと、円筒に入ったスキンがあり10リンギ(約300円)で引き取ることが出来ました。
実はこのスキンは結構な大きさで幅80センチ長さ495センチあるのです。
それをレストランに持ち帰って来て、広げてみると「おお、いいじゃん!」とスタッフも喜んだのですが、それをどうやって店舗前に貼り出すのか?
「どうせ、ボクがやるんでしょう。でも、枠組みを作る材料はどこにあるの?」とハナさんに聞きました。
「ほら、二階のパーティションに使っていた壁を崩せば中の支柱になっている木材が使えるはずよ」
そうか、その手があったか。
でもばらした部材で枠づくりに十分あるかしら?
先ずマカピーはハードウエアのお店で看板をコンクリート壁にくくりつける為のコンクリート・アンカーボルトを買ってきました。
次に、二階のパーティションを丁寧に分解したんです。
それはパネルや釘さえも、いつか再利用が出来そうなものは大事に使う必要があるのでした。
バラバラにした材料を前におおよその枠組みを床の上に展開してみました。
アリャリャ、1x2インチの材木の最長のものでも3mほどしかありません。
つまり横木だけでも5m必要なので当然継ぎ足しが必要になります。
ただの四角形を作っただけではひしゃげてしまうので、補強が必要です。
骨材を入れてそれを補強し・・・なんとか全ての材料に階下から持ってきたものをくわえてギリギリの枠組みが出来たんです。
おお、やればできるじゃん!
しかし、一人の作業をやってたので途中水分補給しながらも同じ姿勢でノコギリとトンカチで格闘していたので腰が痛くてかないません。
それに継ぎ足しと補強でやけに重くなってしまいました。
それに二階で作業したのですがこれだけ長いものを階下に下すには苦労しそうでした。
ハナさんが来て「じゃあ、スキンを貼って壁に付けましょう」と言うのですが、補強で使った釘が長すぎてスキンに当たるとそこから破損しそうな事が分かったので、グラインダーで出過ぎた釘を切り落としました。
ヤレヤレ
一度、階下に行ってもう一度看板を出す場所を確認したのですが、結構高所作業が必要で、ドリルで5mの木枠を固定するアンカーボルトの穴を開けなければいけません。
更にこの高さの三脚をどこかから借りてこなければならない事が分かりました。
そこでアジズとランに二階の窓から看板設置場所をチェックしてもらいました。
昔からある看板はバックライトなのですが、そこに新しいスキンを乗せてみると案外行けそうです。
でも、以前のデザインが透けて見えそうです。
やっぱり新たにフレームワークを設置すべきでしょう。
それでも木枠がどんどん重くなってしまったのでアンカーボルトの数を増す必要があり木枠が後ろから雨に当たるとそこが腐ると落下の危険があります。
そこで、ハナさんが決定的な判断をしました。
「専門の店に依頼してアルミのフレームで固定してもらう作業もやってもらうのが良さそうね」
うーん、やっぱりそういう事になったか!
この疲労の甲斐もなくプロに依頼することになるとは悔しいけど仕方ないね!
マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。餅屋は餅屋って事ですね