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傷ついて思う事 マカピーの日々 ♯1563
マカピーです。
バイクに乗っているとどうしても生傷が絶えません!
イフガオの臨時クリニックを切り上げ、その家に向かったのは「是非診に来て欲しい!」との要望があったからです。
「植物人間」になりかけている家族を見て欲しいという若者は、朝から臨時クリニックでハナさんの診療が終わるのをひたすら待っていました。
夕暮れ迫る中、彼のバイクに先導されてマカピーもついて行ったのは何とも道路のドン詰まりで未舗装道路と轍のある泥道の先にあった家でした。
それでも「氷あります(ICE 4 SALE)」なんて言う札も下がっていました。
おお、電気が来てるんだ!
「べジ状態」を想像していたマカピーが目にした患者は迎えに来ていた男性の弟で今年の3月(5カ月前)に溺れて助かったのですが、仮死状態で脳の酸欠状態が長かったのでダメージを受けてしまったケースでした。
失礼ながらこんな家にそぐわないような高価な医療用ベッドが持ち込まれ、酸素吸入器、痰吸引装置などを装備していたのです。
この家のレベルからすると破格の出費に違いありません。
諦めない家族の執念が感じられマカピーは「スゴイ!」って思ったのです。
病院から退院しても家で両親と兄が総出で、最大限の医療を続けている事にマカピーは感動したのでした。
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ハナさんは状況を聞いた後、治療方針を説明して早速ブローを開始します。
患者は最初目を大きく見開いているばかりで生気が感じられませんでしたし手足がいびつに硬直してしまっていました。
表現が悪いですが、まるで冷凍庫から出したチキンが目の前に横たわっているような印象です。
ところがハナさんが手足をブローするにつれて患者に反応が見られると母親と兄弟は「動いた!ホラ、動いている」と喜び合うのでした。
患者は前身に汗をかき始めそれを愛おしそうに母と兄が拭き取っている姿にイフガオの人々の家族間の愛情の強さを感じました。
果たしてどこまで回復するのか分かりませんが「訪問日を決めて立ち寄る」約束をしたのでした。
その治療の帰りに、暗い道が不安なので先ほどの兄に先導してもらう事になりました。
ところがマカピーはぬかるみの轍にバイクのタイヤを取られてしまって左足で踏ん張った際に道路の縁にあったコンクリートブロックに素足のくるぶしを擦りつけてしまったのです。
うーん、痛い。
ここで止まる訳に行かないので「大丈夫」と運転を再開して兄を追うのですがサンダルに泥がねっとりこびりついてステップでこそぎ落とそうとしても落ちません。
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帰宅前にハナさんとヤギ料理のお店によって夕食をとり、ハリー叔父にはテイクアウトを持ち帰ることにしたのです。
その際に左足を見るとくるぶしに擦過傷があり血が流れていました。
雨水のタンクから水を汲んで傷口を洗い、サンダルの泥をようやく洗い流しました。
アルコール消毒をしたら、その滲みる事といったら!
ヤレヤレ
どうしても2輪は安定してませんね!
バランスを崩す都度、マカピーやハナさんが傷ついているのです。
それでも結構なスピードが出て、直線道路では70㎞走行しますが道路の状況が分からないのでいつもビクビクしながら運転しています。
しかも雨が降るとテキメンに弱いオートバイ。
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視界も悪くなるし雨中走行は緊張が続き疲れます。
で、やっぱり四輪車が欲しいという話になっています。
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