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海外でゆっくりしたいですか? マカピーな日々#0947

マカピーです。ボルネオ島北部マレーシア国サバ州います。
銀行からのお知らせに、なんだか違和感を感じたマカピーでした。

そこには「そろそろ海外でゆっくりしたい。そう思いませんか?」という、普通の日本のお客さんに「海外旅行へ出かけませんか」という、おそらく普通のお誘いだったのだと思います。


花を召しませ、召しませ花を!

でもマカピーのように海外にいて、こんなタイトルを受け取ると「それって、ちょっと違うかも・・・」って思うんです。

それは、実際にマカピー自身が海外にいるからだけではないと思うのです。

その違和感の理由は、おそらく生活の主体が日本にある人が「旅行に出かける」イコール「余暇を楽しむ」、「COVID-19が落ち着いてきたので贅沢してもいい頃でしょう?」という響きが感じられたんです。

それはマカピーのひねくれた性格による見方と言うものでしょうか?


ハノイって漢字で書くと「河内」なんですよ!

そもそも、インターネットの時代が幕あけして久しく「工業立国」的なプライドを持っていた日本の工業技術力は周辺国に追いつかれて、加えてプラント輸出をして生産現場を国内に持たない産業が多くなってしまっていました。

右肩上がりだった経済成長は止まり、30年以上の超低成長時代でも、みんな我慢してきたんですよね。

他の国の給与が上がっているのに、日本だけ取り残されていてもなるべく関心が外に向かないように囲い込んでおき、金儲けできる数少ない企業に人気が集まるのです。

でも、そうした優良そうな企業も政治的なつながりを求めていたこともあり、最近元気が無かったり。

一体どこの国の話かと思ったら日本だったんですよ!


ベトナムにはベスパが良く似合う!

安いものばかり買い求める体質になってしまい、「どこに海外行く余裕があるんだよ!」って言う声が上がってもおかしくありません。

え、マカピー?
ボクは日本国内ではなく、海外に仕事をしに来たんですけど、ようやく事業開始のめどが立ったところ。

海外から日本の状況を見るとこんな感じでしょうか?

ここに来て世界的な不況?があるにもかかわらず日本政府の方針は「インフレ促進、利上げなし」で国の財政赤字軽減をめざし、国民の負担なんて考えていない人が我々の国のリーダーです。

昨日マレーシアの首相が連立政権のもとで誕生しました。
こちらはその翌日からガソリン料金を下げました。

人気取りにしても、新政権やるなあ!
もっともマレーシアって石油産出国ですからね(笑)


お寺さんの壁を利用した床屋さん

他方の日本はどうでしょう?

地球温暖化も、SDG’sも、ウクライナ戦争も、北朝鮮の問題も大変ですが、それは僕たちに何とかできる問題なんでしょうか?

もちろん署名を求めたり、投書をする事、デモに参加する事も出来ます。

でも、大騒ぎしてもたいがいはそこまでなんです。


しゃがんで道端で食べる文化


ときどきこんな方がいます。

「正義」を一生懸命説き、周囲の迷惑を顧みず「信念に従って正しい行動」をしたとします。

それで、幾年も頑張ったあげく自分自身が、その行動に疲れてしまって体を壊したり、大して世の中は変わらない事に気付いた時にどう思うでしょう。

「みんな、どうしてボクの言っている事が分ってくれないんだろう?」

「ボクの行動方針こそが未来を切り開くのだ、躊躇することは無いんだ!」

そういうのは「傲岸不遜」もいいところで、自分の人生にとって何の意味があるのでしょう。

それよりも、まず自分がちゃんと食べてゆくことはどういう事なのかを理解し、その後でイデオロギーでもなんでも語れるでるようになればいいだろうなあって思うんですよね。


ハノイの11月の夕暮れ結構寒くなっても皆さん裸足!

「衣食住足りて礼節を知る」という事ですね。

マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。他人を批判するのは容易なんです


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