素晴らしきかな多妻生活 マカピーの日々 #1418
マカピーです。
ムスリムには一夫多妻のケースが多いです。
先日レストランに子供が来ていたので、「誰の子供?」って尋ねるとシェフであるランが「ボクの長男」「ふーんそうなの。じゃあ食事は終わった?」「はいもう食べました」なんて会話をしていて思い出したことがありました。
その数日前にはランの奥さんがお店を手伝ってくれたことがあり彼女は妊娠していて初めての子供という事だったんです。
あれ、どういう事?
おお、そうかこの子供はランの第一夫人の子供だったんだ!
一昨日はハナさんの従弟のカリンガの家族は長男、長女、次女、次男の四人の子供と奥さんの6人が現れたのです。
彼らの車の修理に三菱のディーラーに持ってきたので一緒に来たのでしたが、マカピーは初対面だったのです。
カリンガは警官でレストランのあるこの町近くの出身で10年間勤務して現在は200㎞程離れた町に転勤しているのでした。
実はマカピーはその町に住む第二夫人と家族(子供二人)には数回会っていて知っていました。
もちろん、せっかく来ていただいたので第一夫人の家族にはハマナスレストランで食事を食べてもらいました。
結局車の修理が終わらなかったのですが、カリンガ自身は会議ががあるというのでもう一台の車で奥さんと次男を連れて戻り長女二女がレストランに残り泊まって翌日に出来上がった車を乗って帰って行ったのでした。
はた目にもカリンガが二つの家族を面倒見る際の、夫の経済負担は結構大変ですよ。
カリンガは公務員ですから下手にアルバイトをするわけにもゆきません。
その次女は半島マレーシアで大学生をしていて「ラマダンで帰って来る旅費が無いので貸してくれ」なんて頼んでいたくらいですからね。
ムスリムの一夫多妻の事を「羨ましいなあ」って思う人もいるかも知れませんが、どの夫人の家族に対しても公平に扱う事が肝心です。
昔も今も経済的な裏付けなしに家族を幾つも持つことは難しいですね。
日本の新札にもなる渋沢栄一さんのような人は財力があったので良かったかもしれませんが、ただお金にものを言わせて女性を囲うというのではなくちゃんと面倒を見るっていうのはその子供たちの行く末についても責任を負うという事ですからかなり真剣に考える必要がありそうですね。
それでも結婚に踏み切る「何か」があったという事でしょうね!
やはりハナさんの親戚筋になるジュルハリムさんは海藻ビジネスでお金持ちです。
先月会った際には彼も最近の国際価格低迷で困っていましたが、奥さんの一人が体調に不安があるのでハナさんに相談していました。
その彼にはこの間まで第四夫人もいたようですが今は三家族を面倒見ているとの事でしたが、二人にはお会いした事があるのですが、一体彼が何番目の奥さんの話をしているのかマカピーには分かりませんでした。
結局三人の奥さんには合計子どもが12人いたと思うのですが、こちらの教育費だってかなりのものになりますよね。
しかもジュルハリムは息子を直ぐに稼業を継がせている訳でなく、ある年齢になると半島マレーシアの学校(寄宿校)で宗教を中心に学ばせるんです。
どういう事でしょうかね?
とまあ、いろいろなケースがあります。
マレーシアのもスリムについて詳しくないマカピーには想像が出来ないところがあります。
それから最後にもう一件のケースをお伝えします。
ハナさんの姪っ子は英国で教育を受けサバ大学の講師をしているのにひょんなキッカケから一昨年暮れに軍の司令官の第二夫人に収まっていました。
その一週間続く結婚式の一日にマカピーも行きましたが、雛壇の彼女がどうして既婚者の第二夫人でもいいと思ったのか聞きたい衝動にかられましたが、かろうじて後日ハナさん経由でなれそめを聞いたのでした。
結局、同年代の男性よりも積極的で、魅力的に思えたってことでしたが。
ムスリム社会では男性も女性も結婚の概念が、平均的な日本人の感覚と違うような気がするんです。
キリスト教系の宗教人口が伸びない中でムスリム人口は世界的に急成長していると言われています。
将来的には一夫多妻制が「普通」になる日が来るのかしら?
そうすると、ますます男は稼ぐ力が求められることになるのかなあ?(笑)
それとも財力のある女性と沢山結婚するって言うのもあるかも?
マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。あらぬ想像が膨らむなあ(笑)
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