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ヒタムが死んだって マカピーの日々 #1263

マカピーです。
ロビンの家のヒタムが死んじゃったそうです。

ヒタムとメラは兄弟ネコです。

そこら辺にいるクチン・カンポン、つまり普通の田舎ネコと違ってロビンがわざわざ遠くかもらって来た毛並みがふわふわした種類です。

ハナさんも、こんなきれいなネコが欲しい!って言ったくらい上品さがあります。

一匹はトラでメラ、つまり赤って云う意味でもう一匹が黒でヒタムでした。

ロビンの子供達が名付けたらしいです。

何時も2匹は仲良く遊んでいて、マカピーも彼らの様子を写真に撮っていました。


じゃれ合うヒタムとメラ

レストラン関係の仕事に出かけていたので、実に2週間振りもロビン宅訪問をしたのでした。

それは季節風の影響で作物生産量が激減に加えて国際価格低迷のあおりで、売値が買い取り価格を下回る状況が続いているからです。

だから収入の安定を目指し多角化してレストランを始めたのですけどね!

これまでお知らせしている様に、当初思ったよりもレストランは大変です(笑)

今日もいつものベンチに座ると足元にメラが寝そべっていました。

たった2週間見ない間にすっかり成長したメラはもう成猫に近くなっていたのでした。

マカピーがロビン妻に、ヒタムが見当たらないと伝えると、何とヒタムが夕べ死んじゃったと云うのです。

え、どうして死んじゃったの?

季節風が変わって北風の季節は雨が多い

死因は以下のような説明でした。

昨日かなりの雨が降ったのです。

水道の無いロビンの村では、飲水は雨水に頼っているので各家で屋根の雨を樋で集め大きなタンクに貯めていたのです。

洗濯やトイレの水には浅井戸から汲み上げた水を使っています。

家の前が海岸なので少し塩気が有り飲料水に適さないからでした。

それでタンクのフタはあるのですが、樋のパイプが大きいのでフタはせずに、その代わりゴミが入らないように布地を張っておいたそうです。

ヒタムはその布地を踏み抜いてタンク内に落ち、布にくるまったまま溺れ死んでしまったとの事でした。

家族全員でヒタムを探し、タンクで探し出した亡骸を埋葬し、更にタンクの水を全て抜き去ったそうです。

何だか、マカピーにはヒタムが夏目漱石の吾輩ネコの最期に似ているような気がしたのです。

ようやく海藻生産が戻って来ました

ロビンは残されたメラは異常に気づき、一晩中、鳴きながらヒタムを探していたと言ってました。

南無阿弥陀仏

マカピーでした。
最後までお読み頂き感謝します。そうだ、吾輩ネコはお酒を呑んだんでしたね





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