若い人とのコラボで必要な事 マカピーの日々 #1123
マカピーです。
東芝問題では、マカピーもあれこれ考えるのでした。
マカピー妻の友達の夫は東芝の原発関連施設で働いていて病気で亡くなってしまいました。
「会社から補償もあり、子供も大学までの学費を出してもらったので本当助かった。当時はさすが『大会社』って感謝したわよ!」
彼女は、そう思い出して言うのでした。
ところが、東日本大震災以降は米国から6000億円で買い取っていた原発メーカーのウエスチング・ハウス(WH)社が破綻したので11年後にはタダ同然で米国投資会社に売却、それがその後WH社は企業価値を高めて昨年にカナダの会社が買い取った時には1.16兆円になっていたというのです。
更に、2018年に中国のハイセンス社に売った東芝のテレビ事業(レグザ)は、 その後順調に販売を伸ばし、昨年日本国内のシェアトップになったそうです。
何ともったいない事をしたのかなあ!
この状況が分かれば、何とか身売りせずに踏ん張ることが出来たのかな?
でも日本の他の企業も支援できなかったから売られちゃったんだよね。もっとも会計不正事件もあったけど。
三菱自動車が売られた時とはちょっと違いました。
マカピーも一時は東芝のラップトップPCのDynabookは愛用していたのですが、企業努力が感じられないデザインと性能に甘んじているので、今ではずっとDellです。
1980年代に日米貿易摩擦問題でPCが対象となった際に、「それじゃあ米軍が使用している東芝Dynabookを使えなくなるじゃないか!」と騒いでいた頃は日本電化製品のコスパは相当強かったですよね!
「どうしてあんな風に凋落しちゃうんだろう?」
それなのに、その後日本の家電産業は「ガラパゴス化」してしまい「国内で売れればいいモデル」ばかりになり、かつての外貨獲得の市場であった海外市場で求められる「安価で信頼性のある製品」から乖離してしまいました。
そして世界の産業開発の中心が中国にシフト。
さらに各国で生産される製品と日本のものに性能差が殆ど無くなると、日本人であっても価格が安い製品に興味がゆき、売り上げが減少するのでした。
実際アマゾンでの家電製品ラインアップも中国製など外国製が多いですよね。
もちろん、以前から大消費国である米国のいう事を聞かないとやって行けなかった事情はあるのですけどね。
米国側の無茶な要求が通る理由は「じゃあ、買わないもんね」と言える力があったのですが、果たして今後はその米国頼みの神通力が何時まで続くのでしょうかね?
話がそれてしまいました!スミマセン。
大企業が潰れて行った背景に、最盛期の頃採用した優秀な人材の登用が上手く行っていなかった可能性があるように思うんです。
例えば、社内での出世競争にばかり関心が行き、消費者のニーズに応えられなかった結果でもあるかと。
もちろん、今回半年しか事業を始めて間もないマカピーが偉そうに言える筋合いではないのは承知しています。
で、マカピーは元気のある企業活動を取り上げている人気テレビ番組の「がっちりマンデー」などで見るにつけ、会社経営での新製品開発や世代交代問題は大変であると感じるのでした。
そこで、マレーシアでも若い世代との対話を絶やさない、彼らの意見を取り入れた製品開発なども視野に入れる必要があるという事です。
もはや「自分の息子よりも若い人たち」との間にあるジェネレーションギャップはしょうがない!
それでも彼らがどうしてそう思い、行動するのかを知る事はとても大切だと感じるんです。
例えば課外授業的に高校生に定期的に集まってもらい地元のニーズをつかんだり、地域発信の基地になってもらったり「楽しむ」事で「元気なまちづくり」のお手伝いになるなどあれこれ考えているんです。
マレーシアに戻るのが楽しみになってきました!
マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。求められる若い力!
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