捨てる神あればなのかな? マカピーの日々 #1274
マカピーです。
めぐり合わせは不思議なタイミング。
(サムネ写真はジャンブー・アイール。大きくてみずみずしくほんのり甘いマカピーの大好物)
アピ家族はマカピーとハナさんが2号店の買い出しに行っている間に、店を出ていったそうです。
一緒にここに来た仲間だったのに最後の挨拶をしてゆかなかったとファラは悲しそうでした。
アピ家族3人はもとの村に戻ると言っていましたが、今日になって州都コタキナバルKKに行く事にしたそうです。
KKには奥さんのアイダの前夫との間の長男が既に就職していると聞いていますから、そちらにいったのかな?
でもハナさんは違った考えでした。
きっとアイダの実家のある村には、恥ずかしくて帰れないんじゃないかな。
そういえばアピが仕事が欲しくて船のシェフをしていたって昨日初めて明かしたけど、そんなことだろうってマカピー達も思ってました。
でも、アピは自分のブラフに見合った仕事をせずに次第に怠惰になっていったのでした。
さすがにハナさんも最後はアピに注意をしました。
それが引き金でアピとアイダが辞めたのは良かったと思います。
息子のアジンは店内を勝手に歩き回り、お客様いても関係無しの傍若無人振り。
それでも両親は殆ど注意しないので次第にアジンの幼稚園化していったのでした。
さすがに、アジンにそちらに行けないと云って聞かせ、なんとかカウンター裏に閉じ込めようにもスマホゲームに飽きれば大泣して店の飲み物を要求するのでした。
コーラ、スポーツドリンク、ミロ、ミルクコーヒー全て、高価な飲み物を冷蔵庫から出して飲み続け、その都度アイダがファラに支払っていました。
なんと日に10本ほど飲むことがあったそうです。
マカピーもハナさんも幼児が清涼飲料水を飲む危険性をアイダに幾度伝えていました。
まともな食事も与えないで彼の好きなポテチにコーラでは、小児糖尿病にもなりかねないと話しても、その悪習慣は最後まで治ることはありませんでした。
しかも最後の4日間は下痢が続いていて紙おむつが離せなくなっていて、すっかり頬がこけていたんです。
かつてアジンはおむつをしていなかったのに。
アジンにとってここの生活は何だったのかしら?
車で新しい家に行こう!
そうだ彼にとって、一番楽しい両親やマカピーたちと過ごした1号店のある倉庫生活だったんだろうな。
去った家族の事はこれで終わりにします。
さてシェフのサリがアピの交代として紹介したのが元同僚のアンディでした。
シノカダザンで中華系と地元民族の混血で日本人のヒロユキさんに似ています。
名前からてっきりクリスチャンだと思ったら、ムスリムにコンバートして名前だけ元のままだったのでした。
彼の意見で金曜日は夜だけ店を開ける休みを採用したので、アピも辞めたので店内のレイアウトや掃除に当てていました。
そこにアンディが来て、レイアウトはどうすべきかとアドバイスし一緒にテーブルや冷蔵庫の位置替えの仕事をしました。
更に、メニューについては日本食も出来るので食材が欲しいとも云うので翌日準備することにしました。
最終的にアンディはここで仕事をしたいということでしたが、働く時間にかなり短い事を言ってたので何か引っかかるものがありました。
後で分かるのですが、彼には4人の奥さんがいてなんと18人の子供がいるというのです。
まだ三十歳半ばですよ!
おお、それでムスリムになったのかな?
現在1号店に帰って来てこれを書いていますが、こちらに来る直前にティンダという女性がサリの紹介で2号店に加わりました。
オイオイ、どうしてこうも人が増えるんだい?
背丈が子供みたいに小さなティンダは本来はロティチャナイを作る職人だそうで3年の経験があります。
まだその料理台がないので、しばらくは接客や料理の手伝いをしてもらう事になりました。
サリと奥さんのミルバ、アンディ、ティンダ実はみんな同じレストランで働いていたんです。
それが、そのレストランの経営がおかしくなり給与も貰えないままこちらのハマナス・レストランに移って来たちうわけです。
みんな知り合いでしかも仲がよいのですが、なんだか妙なめぐり合わせのような気がします。
マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。まだまだマカピーの挑戦は続きます!