実践する意味は納得する事 マカピーの日々 #1451
マカピーです。
師匠クアンさんから肥料作りを教わってます。
マカピーは肥料つくりを知りたくって180㎞程離れた町のクアンさんに会いにハナさんと行きました。
ハナさんはかつてそこの町の住人だったこともあったのですが、13年前とあって街並みがかなり変わっていたと、最終目的地が分からなくなり電話でクアンさんの車で来てもらって先導してもらいました。
時間が流れたんですよね
実はマカピーも相当昔にこの町に来たことがあったのですが、まったく覚えていない状況で、ましてや自分で運転して行くなど当時では考えられませんでした。
更に時間が流れていました(笑)
クアンさんはこの町出身の77歳で事もが独立した後で奥さんと別れて一人で暮らしながら液肥つくりや他の仕事をしているのでした。
ハナさんはその町に暮らしていた頃クアンさんと知り合いになっていたという縁ですが、ジョン、エリックそしてシャロンと共にサプルメントの販売でたまたま立ち寄った時に再会を果たしたのがきっかけでした。
マカピーは以前から海藻を使った液肥製造を考えていたのですが、ひょんなことからクアンさんが液肥を作っている事を知り教えてもらう事になったのです。
最初はラマダーン(断食月)に立ち寄ってくれた際に、配合の割合などを教えてくれたのですが今ひとつピンときませんでした。
「ラマダーンが明けてからまた会おう」
と、クアンさんは言ってくれたのですが、マカピーはインターネットで調べると自分でも出来そうなのでその材料を買いに街に行って探すのですが、入手できない事が分かりました。
やっぱり本人に直接会って聞いてみよう!
フィリピンから帰って来て、ハナさんに「クアンさんに会いに行きたい」という事でアレンジしてもらい、はるばる会いに行ったのでした。
彼はキッチンで細々と仕事をしていましたが、固定客がいるのでしっかりとした収入(利益率が50%)になるという事でした。
マカピーとハナさんは彼の作った液肥を小さな容器に分注する際の注意などを実際の作業の中で知ることが出来ました。
それで「マカピーの地元ではこの液肥の原料が全く手に入らない」と伝えると笑って「そりゃそうだよ。ボクも首都のコタキナバルの業者から直接購入しているんだから」との答えでした。
やっぱりそうだったか・・・
「ちょうど明日に原料配達があるから、その後にボクがそちらに直接持って行ってあげるよ」とクアンさんは親切にも言ってくれたのです。
その間にもマカピーは新たに仕入れた情報をまとめたのですが、更に疑問が沸き起こって来るのでした。
今日の午後にいつものギャング(仲間)とクアンさんが現れました。
実はエリックも同じ液肥つくりの仲間だというのでマカピーに教えてくれることになりました。
「え、今から?」
「明日は別件があって、家に戻って仕事をしなくちゃいけないから今がいいよ」
「そりゃ、急だけど願ったりかなったりです。じゃあまずどうしたらいいですか?」
「水。水道水じゃない湧水が良いんだ。雨水でもいいけど」
「先日そちらの町から持ち帰った湧水がボトル数本分しかありません」
「それじゃ足りないな。ほら、ここから先に行ったところにあるって言ったろう?」
「あそうですね。何となくわかるのですが、実際どこだか分かりません」
「あ、そうか。分かった、ボクがついて行こう」
クアンさんは仕入れたばかりの20リッター容器4つを車に積んで一緒に行ってくれることになりました。
年配者ながらとてもフットワークの軽い人です!
ところが、20㎞程離れた場所に水を汲みに行ったのですがそこはマカピーが既に知っていた場所でした。
大きな山のすそ野にある湧水で洗車をしたりタンクで買いに来る人に販売していた場所でしたが、実際にそこに立ち寄ったのは初めてでした。
お店のおばちゃんに尋ねると「2リンギでOKよ」という事でした。
(クアンさんからは500リットルタンクで4リンギって聞いてたけど)
「この水は消毒してないからいいんですよ」というと「ああ、そうだね。私たちはこの湧水を生で飲んでるし料理も何も全部こなしているよ」
そういわれて、マカピーも飲んでみると「無味無臭ながらほんのり甘く」感じました。
お、これならレストランの水やコーヒーを淹れるにもこの水を使えば良さそうだなあ。
更に、将来的に「お酒造り」とかするとなったら是非この水でやってみたいと思うのでした。
良いところを見つけた!
クアンさんと店に戻りながら、漏斗や汲み桶などを購入して戻ると「ボクは先約があるんでまた後で会おう。後はエリックが教えてくれるよ」とクアンさんは消えてしまいました。
と今度はエリックがやり方を教えてくれました。
ナルホド、計量の仕方と原液を無駄なく洗い流しながら水溶液を作る過程を4つのコンテナー容器で繰り返すと、しっかり身に付くのが分かりました。
疑問点もエリックから回答がもらえずっとクリアになったし、やはり実体験を通じて初めてそのプロセスが体と心に沁み込んでくるのです。
クアンさんそれからエリック、わざわざ来てくれ教えててありがとう!
お店の新しい看板メニューのアヤム・イナサルとライブバンドで楽しんでもらえました。
マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。真剣に尋ねると応えてくれる人がいるって素敵です!