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どっちにしても心残りはあるよね マカピーの日々 ♯1522

割引あり

マカピーです。
旅立ちの前にいろいろ準備をすると「やり残した事」が気になるものです。

さらに旅先で「あ、あれを忘れて来ちゃった」って思う事は毎回のようにあります。

それは準備不足ということでもあるし、そもそも準備中に思い出しもしなかった事なのかも知れません。

特に留守中の注意点など伝えきっていなかった事に気付いた時にはどうしようかと思います。

WhatsAppとかメッセンジャーで伝えれば済むこともありますが、出発前に実際に手取り足取りで注意をすべきだと思ったりもしますがいずれにしても、もう遅いのです。

後は「なるようにしかならない」のです。

それを気に病んでしまって、旅に集中できないのでは本末転倒になってしまいます。

旅に出たら、旅を楽しもう!


あれ、起こしちゃったかな?

今回は1か月程の旅を予定していて戻ってくるのは8月下旬になります。

さて、今回の度ではどんな出会いがあるでしょうか?

毎回予想外の事が発生するので、ちょっとワクワクします。

そうなんですよね、旅って日常と違って不確実性が飛躍的に増すので面白い事も困ったことも発生します。

むしろない方がおかしいくらいです。

そうすると、その対応に追われながらも所期の目的を達成しようとするところに面白みがあると言えます。

例えば前回も火山の噴火でフライトがキャンセルになってしまいました。

予定した日に帰れません。

でも、それを怒ってみても嘆いてみても仕方のない事です。

「それでさあ、こんな風になっちゃったんだよ!」って笑い話になれば良いじゃないですか!

善後策を練って実行したら、あとは降って湧いた時間をどうやって過ごすかを考える事です。

そうです。時間とは、つまりは人生なのです。

生まれたからには、その「人生」とやらを楽しみましょう!


草むらに潜む近所のネコ

『千里の道も一歩より』なんて言いますよね。

これって千里先の旅の目的地は決まっているのですが、実際のアプローチには色々な選択があるってことなんですよね。

結局はたどり着くけど、どんな道で行くのかはその時その時の状況により違うのが旅なのですから。

人は行くと決めると、ちゃんとたどり着いちゃうってのがスゴイですよね。

まるでシーカーの付いたミサイルみたいに・・・まっしぐらっていうわけではなくあっちこっち寄り道をしたりするけど、結局は到着するんです。

勿論、事故があってたどり着けないケースもありますが、それもひとつの「人生」なんです。

見えない地図の上を、ひたすら目的地に向かって行ける「本能」って人間が本来楽天的に考えているからと思ったのは、ベトナム戦争(インドシナ紛争)終結後に発生した『ボートピープル』の事です。

第二次世界大戦後、日本から独立したベトナムなのに米国の介入で南ベトナムがうまれ、ベトナムは南北に分断されてしまいます。

更に米国の軍事介入によって「ベトナム戦争」が泥沼化して南から北への爆撃や枯葉剤の散布を行いました。

それでも、ホーチミンルートなどで戦略物資を人海作戦で展開しアリの巣のように地下通路を作って抵抗した解放戦線はとうとう1975年に米国が追い出されると、北ベトナム側の国家統一が図られました。

ところが米国的文化に慣れ親しんだ人たちにとって抑圧的な統制社会のなかでの生活を嫌った人たちが沢山国外へ脱出しました。

陸路で逃げた人もいたようですが、南ベトナムから逃げるには混乱の極みだったカンボジアを抜けるか海に出て逃げるしか手段はありませんでした。

こうしたボートピープルの多くが「海賊」に襲われて金品を奪われるだけでなく、レイプや殺害もあり船そのものを沈められて海の藻屑となってしまいまるで「無かった事」になったケースもありました。

マカピーは2009年から2年半ほどハノイに住んでいました。
そして仕事の関係で毎月のようにダナンへ出張していたのです。

そこでよく分かったのは南北に細長いベトナムは中央部のダナン北部あたりを境に北ベトナム側と南ベトナム側に境界線がひかれていた理由が分かりました。

それは地形的には国道1号線の難所と言われたハイバン峠がその境界にもなるのです。

フランスはベトナムを植民地化した際に三分割して搾取しています。

フランスの後日本が支配した短い時期がありましたが、フランス軍が交通網を破壊した後でこの細長い国土の管理に苦労したそうです。

そして戦時中に飢餓が発生してしまい、貧乏くじを引いた日本は責められることになったとも知りました。

古都であるフエなどは今でこそ世界遺産になってますが、ベトナム戦争時代に軍事境界線の北側になり、戦争で見る影もないほどにボロボロになっています。

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