帰国前のバタバタ マカピーの日々 #1062
マカピーです。
帰国前にやる事がになってたようです!
一時帰国を翌日に控え、いくつかの問題解決がひつようでした。
今日最初の仕事はマイさんを50㎞離れた郡病院まで送ってくることから始まりました。
彼女はコタキナバルからここに来てから、ホームステイの大家と仲が良くて知り合いになったんです。
ハナさんの人柄に引かれてか、次第にボクら仕事に理解を示し家探しなども手伝ってくれることが多くなっているのでした。
彼女の実家にも泊めてもらったことも数回あるほどです。
ところが、彼女の虫歯が悪化して先月一本抜いた後で、残っていた一本を抜歯する事になったのでした。
彼女はここ1週間ほど「歯痛で気が狂いそう!夜も眠れないくらいなの」と言いながらもいつも笑顔で元気でしたが、さすがに悪化して遂には我慢できなくなったので、一度マカピーの運転で昨日送ったのですが病院の方で「明日の朝に来てね!」とあしらわられてしまったのでした。
今日も彼女とハナさんを乗せてマカピーが病院まで送ったのですが、受付の後で支払いをしてそのレシートを見ると、治療費(抜歯代)がたったの1リンギ(約30円)とあるのでびっくりです。
マレーシアでは無償に近い医療システムを実施しているのでした。素晴らしいじゃないですか!
でも、そこは主に抜歯が得意のようです。
そういえば村人もかなりの率で歯が欠けたままの人がいて、治療イコール抜歯なのかと疑うほどです。
「歯が痛い?じゃあ抜こう!」
前回マカピーもここを訪れて「とれた詰め物を接着してくれ」とお願いしたのに「出来ない」と断っていたましたから技術的にどうなんでしょうね(笑)
そんなことを考えていると、治療室に入ったマイさんが5分くらいで抜歯が完了した半泣きでドアから出てきたのでした。
抜歯で止血の脱脂綿を咥えて、ほとんどしゃべれないマイさんを連れて村に戻り、今度は地域管轄代表事務所に行きました。
いつまでもホームステイにいるわけに行かないのでこの事務所にも「空き家」情報を聞きに来たことが数回あったのです。
ところがマイさんを通じて分かったのは、所轄地域の住人以外はたとえ空き家がでても貸し出さない不文律があったのだそうです。
マイさんはこの地域の人間で、更に事務所に5年働いていた経験があるので事務所の人とは顔見知りでいろいろ聞き出してくれたのでした。
だからマイさんの名前で家を借りる方針に切り替えると「じゃあこの用紙に記入してください」と言われ、やっぱりジモチーじゃないと相手にされないのだとしみじみと分かりました。
これで一軒家化アパートが借りられると良いなあ。
ホームステイでは一部屋でそこに購入してきた資材もベッドの下などに収めアジズも加わって3人で寝ているのですもの!
まだ事業開始間もないので、住居費も切り詰めている訳です!
次に、行ったのは同じ事務所管轄の施設を借り受ける話で、マカピー達はそこを倉庫として借りる話を詰める事にしたのです。
一カ月ほど前から「借りる」検討をしていたのですが、生産現場近くに倉庫を置いておくことは安全でない事が分かり、3か月の前払いをして借りる事を決めたのでした。
さて、借りたはいいのですが実はこれからが大変なんです。
実はこの倉庫は築50年近く経つオンボロ家屋でまずは床に転がるゴミの掃除が必要になりますのでトミーに依頼してそれをやってもらうことにしました。
屋根も壁も相当ボロボロで、壁を打ち抜いてトラックの進入可能のドアを付けようというのですから、相当の手直しが必要と思われます。
屋根は明り取りがあり、それを残し更に自転式のくるくる回る換気扇を付けたり・・・いろいろやる事があります。
ハナさんは息子のアジズの事もあるし、各種交渉もあるのでマカピーが現場を監督できればいいのですが時間切れで「一時帰国」となりました。
後ろ髪を引かれる思いですが、明日早朝に帰国しまーす。
マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。早く戻ってきたいよー!