風に吹かれても、雨にうたれても マカピーの日々 ♯1546
マカピーです。
イフガオの診療を終え帰路についたのが午後8時でした。
今朝は5時半に患者さんが訪れて来ました。
学校に行く前に「済ませておきたい」という患者さん側の希望ですが、ちょっと早すぎない?(笑)
ハナさんがフィリピンに帰って来たという話は、どんどん広がり昨日は日曜日にもかかわらず朝の6時から二組、そして午後にはティラピア養殖をやっているピーターに会いに行こうとヘルメットをかぶったところで、10名ほどがハリー叔父の家に来てしまったのです。
ハナさんは来た人を決して追い返すことはしません。
しかも彼らは3年前の患者たちで山岳地帯から2時間ほどかけてハナさんに会いに来たのです!
午前中に町の中心地の薬局で購入した点滴パック5つのうち3つを使ってしましました。
以前の患者さんの症状が悪化してしていたのは脱水症状が進行していたので輸液が必用でした。
勿論1時間や2時間で注入できませんから、輸液セットを渡して「助産師」などの医療従事者にやってもらうように処方するのでした。
結局ピーターのところへ行くのを諦めたかと思ったら、陽が傾きかけた4時過ぎに出かけることになりました。
実は一昨日彼が購入した理学療法器具のブロアーを使おうとしたら、電源アダプターがなくて使用できなかったから再訪して治療することになったのです。
結局ハナさんがピーターを治療している間にピーターの息子の一人が州立大学の畜産科に学んでいる事が分かり、彼と話をすることが出来ました。
それでも戻る頃には陽はとっぷりと暮れてしまいました。
一昨日はぬかるみのわだちでバイクの前輪がはまってしまい転倒しそうになってマカピーは必死に支えたのですが、ハナさんが振り落とされてしまいサンダル履きだったこともあり足の中指をねんざしてしましました。
マカピーは運転手としてハナさんを守ることが出来なかったのが恥ずかしかったです。
昨日は大事をとって悪路の手前にバイクを停めて100mほど歩いてピーターのティラピア養殖番小屋に向かったのでした。
昨晩も街灯が無く視界の悪い道路を目を凝らしながら、ハナさんとオートバイで戻って来たら午後7時半になっていました。
今日はイフガオのロスリンの家から電話が来て「沢山患者さんが待っている」と知らせを受けていました。
それでいつもより早く出かけたはずなのですが、途中で以前から気になっていた「試飲できるワイナリーのカフェ」に立ち止まって休んでからロスリンの家についたころにはいつもの午前11時を少し回ってました(笑)
ところが、そこに一人の若い男性の客がいていろいろ話していると、彼はソーラーパネルを設置する会社のアンディでした。
実は昨日ティラピア養殖のピーターが「ボクもソーラー発電のポンプを設置したいと思っているんだ。だってティラピアの収穫時は池の水を組み上げなくちゃいけないんだけどそのポンプに使う燃料が馬鹿にならないんだ!」
「で、どこに設置するの?」
「それなんだけど、養殖池の上にソーラーパネルの架台を浮かせれば日当たりは最高だよ」
「なるほど、いい考えだね」
と話していたからで、今日アンディから聞いたソーラーパネルの事をピーターに知らせたくなったものです。
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