我慢のしどころだ!マカピーの日々 #1179
マカピーです。
「待てば海路の日和あり」って諺を思い出しました。
それはコタキナバルに2泊3日の出張をして、ビジネスの話がハナさんの親戚筋から出てきた時にもしかしてチャンスが来たかなって思ったのです。
というのも、マカピーが扱っている農産物の国際価格が低迷して、村人から買い取る価格も低ければ、仲買人に販売する価格も低い状態が続いているんです。
つまり村人もマカピーもかなり厳しい状況なんです。
ところが、今回コタキナバルでハナさん親戚との話はサバ州以外でこの商品を扱いたいという会社があるというのです。
彼女自身もビジネスをしていた人で、彼女が言うにはその会社はさらに別の国に販売するので、これまで品質の良い原料を探していたというのです。
「マカピーのところの原料の質は良い」との評判があるので、何とかその要求に応えられそうです。
ハナさんたちのタウソグ語の話をそれとなく聞いていると、ときどきマレー語でハナさんが「月10トンの原料購入の定額契約をしてくれるんだったら考えたい」なんて言っているのです。
確かにうちの生産量は月10トンを超えているはずなんですが、マカピー達の見えないところで仲買人(エージェント)に売っちゃっている人がいるのでマカピー達が取り扱えるのはその半分しかないんです。
マカピー:「ちょっと10トンなんて、大きな事言って大丈夫?」
ハナ:「私達を馬鹿にしている村人もいるので、約束を守らない村人にお灸をすえてやらなくちゃダメなのよ!それから遠い村の産物をどうやって回収するかを解決すれば月産10トンになるわ」
相変わらず、ハナさんの大胆なご意見ありがとうございます!
ハナ:「この契約が出来たら、私達にとっても増収になり、村人にとっても高価格で引き取りが出来るって事よ!」
マカピー:「でも、うまく行くかしら?」
ハナ:「この話は向こうから来たのよ。私が売り込みしているんじゃないの。うちの生産物の高品質を知っていれば当然の額で引き取ってもらうって事。いままでが買い叩かれていたって事よ!」
マカピー:「確かにそうだね」
栽培を開始したのが昨年11月で、3か月ごとの収穫できる作物ながら気候の変動にも、契約農家のいい加減さもあって半年も生産量がのびないまま。
そこへ価格低迷で苦しい状況が続いていたけど、耐えていたら何となく次の一手が見えてきたような気がします。
その一方で、日本からの技術指導もあり、加工品生産も自力で出来るように考えているのですが資材調達や加工場をどうすべきかいろいろ問題が山積しています。
元手になる自己資金が枯渇しそうです。
なんとか収入源である作物価格の上昇があり、多角経営のレストランが後2週間ほどで開店できた際の収入増に期待したのです。
もちろん、投資額を回収するにはどちらにしても時間がかかりそうです。
まだまだ、ホームステイ(民宿)から出る事も、車を新調する事も先になりそうで、耐えしのぶ時間が続きそうです!(笑)
マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。土産物製作も考えていまーす!(笑)