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卒業のタイミング マカピーの日々#1013

マカピーです。
裏の木戸を開けて出て行く家出少年の気分がありました。


昨年3月末に南アフリカから帰ってきてから、マレーシアに来て仕事をしようと思うまで紆余曲折があり、ようやく事業の方向性が決まったのは11月になってからでした。

(それまでも無収入でしたし今でもそうですけど何とか耐えてます)

その間に、いろいろな出会いがありました。
2020年にマレーシアで再会。さらにCOVID-19を経て昨年5月に合流したハジさんもその一人です。

ところがマカピーは、マレーシアに呼んでもらったハジさんと別れて別の形の事業をする選択をしました。


小さな村でもマスジッド(回教寺院)はあります

ですから先週末にマカピーはコタキナバルから、ハナさんと一緒に仕事の生産場所近くの地方に転居しました。

おそらくハジさんのところに戻らないでしょう。

夜明け前の暗い中、寝ているハジさんたちを起こさないようにして、全ての個人の荷物を荷物に詰め込んでやって来たのでした。

少し後ろめたい気持ちもありマカピーは家出をする気分でもあったのです。

でもハナさんが「これじゃあ、駆け落ちだね!」と言われ、「そうかボク一人じゃあなくて二人だからね」と笑ってしまいました。

詳しい話はできませんが、要はハジさんとの下では思った活動ができない事が分かったので、自己資金で事業を開始する事にしたのでした。

一時はハジさんから会社経営を譲渡してもらえると聞いて「へーこんな幸運もあるのか?」って嬉しくなったものですが、時間が経ち彼の会社経営理念がマカピーのそれとはまったく違う事が分かったのです。

もちろん、マカピーの意見を含めていろいろ協議したのですが、変化が見られないのでした。


道路の舗装が薄いのか、すぐに穴が開きます!

ただしマカピーの名前がこの会社に登録されることも、旅費を含め1円たりとも給与もいただいていなかった事で、宿泊させていただきご飯を食べさせてもらいましたが特に他に迷惑をかけたわけではありませんでした。

そこで今後は関わりが無いように、ハジさんの前から立ち去る事にしたのです。

ショックを受けるといけないので、今回もハジさんは我々が出張に言っていると思っているはずです。

でもハナさんにしても、これまで沢山のプロフェッショナルなアドバイスをハジさんにしていながら全くの無報酬なのはマカピーと同じでした。

晴れると海は緑色が鮮やかになりとてもきれいです。ちなみにこの小屋はトイレだと思います

マカピーは不思議に思い尋ねたことがありました。

マカピー:「ハナさん。どうして一生懸命にハジさんの面倒を見ているの?」
ハナ:「だって、彼は地元の事を全然知らないで困ってるから可哀そうじゃない」
マカピー:「それだけじゃないでしょう?だってハナさん自身は別の会社を経営しているくらいだから、いずれそっちに戻るんでしょう?」
ハナ:「いろいろあってね、後で詳しく話すわ」

一緒に仕事の展開を進めながら一緒に出張を繰り返す中で、彼女の置かれている複雑な事情と、彼女の考えていることが分かってきました。

彼女も拠点をここに移したい理由があったのでお互いの利害が一致したって事なんです。

一緒にここで事業を成功させよう!


ね、いい感じでしょう。まあ住むとなるとちょっと準備が必要ですけどね

それでもマカピー達はこの業界での新参者だから、いろいろな経験者からも学びながら進める事にしています。

更にハナさんにしてもハジさんのアドバイスも一通り終わったので、ハジさん宅にいる必要がなくなりました。


やっぱり一週間でも仕事の現場に顔を出していないと、現場感覚が失われるし、何よりも沢山の重要な情報を得る機会を逸してしまうから転居は必要でした。

そしてレンタカーを借りるのよりも、自分で中古車を買い求めた方が良い事が分かったので2000年製造のRAV4を入手したんです。

22年落ちの車が、名義変更や保険、整備費、タイヤ交換をすると100万円になっていました!

さすがにマカピーも自分の車を持つとは予定しておらず、思わぬ出費にビビったのです。

確かにレンタカーは返却する必要があるけど、自分の車だったらその心配がありません!

それにレンタカーは月ぎめにしても割高です。

稼いで、いずれ経費で落とせるようにしたいです!

夜明け前の島内を散歩していたら、目の前を100㎏あるかと思うイノシシのつがいが道路を横切り、ドキッとしました。更と頭上にはサルやリスが沢山いました。

ところで、昨日内部をきれいにしていると部座席がしっかりロックされていませんでした。
そこで思い切って座席を取り外すと、かなりの荷物が詰める構造だと分かったんです!

おお、そういう利用の仕方があったんだ!

マカピーは乗用車に荷物を積むにしても後部座席を倒すことしか考えていませんでしたが、座席そのものを外してしまえば良かったんです!

目からウロコの瞬間でした!

ですから午後に500㎏程の資材を車の中運び現場に戻ってきました!

さすがに重かったし、これで100㎞/hくらいのスピードで走るんですから雨季で大きな穴が開いた道路にはまると大変!

マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。チャレンジの日々です!


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