ネコの戦略 マカピーの日々 #1442
マカピーです。
自然の力はスゴイって思うのでした!
アジズが現在いるハマナスレストラン2号店から丁度100km離れた1号店で働いていた時に捨て猫を拾ったのがネコです。
アジズが付けた名前があったのですが、誰もその名前で呼ぶ人はおらずで、「メーメ」とかマカピーのように「クチン(マレー語で猫の事)」と呼ばれています。
1号店閉鎖でアジズと相棒のアイベルが2号店に来た時にネコも一緒に連れて来られ主に二階の居住区にいるのでした。
マカピーとハナさんがフィリピンに行っている間にアジズかwhat'sAPPで画像を送って来たのでそれを見てマカピーもハナさんびっくりしました。
そこにはネコが3匹の仔猫を生んで授乳していたんです!
おー、やっぱり妊娠後期だったんだ。
それにしても、ネコは我々がフィリピンに出かける直前でも二段ベッドに駆け上ったりかなり激しく走り回っていたので「もしかして、妊娠していないのかな?」って思ったりしたくらいでした。
それが、仔猫を生むとあっと言う間に「母ネコ」になったのは驚きです。
ちゃんと、ネコは子育てしてるんです。
だって、ネコ自身がこの世に生を受けて半年なのにちゃんと授乳しているんですよ!
こりゃすごいなあって思いました。
もちろんマカピーは牛や豚やヤギと言った家畜の出産に立ち会ったことは沢山あるのですが、犬猫の出産というか産後の肥立ちとかに注意した事がありませんでした。
小学生の頃に寝床の足元に何やらモゴモゴするものがあるので「え、何?」と思ってそっと布団をめくると飼い猫の「マル」が4匹の子猫を生んで寒さ対策でマカピーの足元に連れて来ていたのでした!
どこで生んだのか知らんけど、暖を取るために人の寝床を使うとは何と賢いのでしょう?
もっともこのマルはマカピーの胸のあたりで丸くなってゴロゴロやる事が多かったので、重く苦しくて目が覚めることがしばしばありましたけど。
そもそも、ネコは甘え方を良く知っていて、しかも誰が餌をくれる人なのか見極めているのでした。
そしてマカピーはいつも、そのカモにされています(笑)
それでお腹が満たされると「ヨッコラショ」と床にゴロンと出来るふてぶてしさを持っています。
ときどきお客さんのテーブルに行き、空いている席にチョコナンと座って見上げているのでした。
これもネコの作戦で「ね、いい子にしているでしょう! だから、なんかちょうだいね?」という態度に出るのです。
すると、ついついお客さんも「しょうがないわね」とそっとテーブルの下に肉片を落としたりしているのです。
だめだネコ! それをやっちゃあおしまいよ!
そもそも猫を食堂で飼うのは衛生的にやめたいから2階から下ろさないようにしているのに、堂々とテーブルを渡り歩くとは何事か!
二階にはアジズが準備したトイレ(ネコ砂の入ったボックス)やキャットフードもあるにもかかわらずです。
でも、授乳している母となったネコにとって更なるカルシウムやたんぱく質が必要なのか階下に来てもパクパク食べるのでした。
まあ、仕方ないか?
ともかくハナさんと話し合いをしました。
問題はこれからどうするかってことです。
仔猫を育てている間は無理としても、離乳したら「不妊手術」をした方が良さそうだという事。
それから仔猫三匹をどうするか?
眼の開いていないものの確実に毎日大きくなる三匹はオス2匹にメス1匹で白、グレー、赤毛です。
オイオイ父ネコはどいつだ?(笑)
ネコの仔として生まれて来たからには捨てるわけにもゆきませんし、アジズも承知しないでしょう。
ただ、ハマナスレストランがネコ屋敷になるのだけは防がなければいけません。
ヤレヤレ
マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。そうかそれがネコの戦略だったのだ!
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