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種をまき続けたら マカピーな日々#0898

マカピーです。(サバに戻って3日目)
前回のサバ訪問の際に、近くの海岸で植物の種を拾って持ちかえりハジさんの家の植木鉢に置いて帰国しました。

それがあれから2か月経って戻ってくると50㎝ほど成長していました。

えーと、何の木だったっけ?

もちろん、それは全く自然な事です。

少し芽の出た種だったから、マカピーは拾った際に「ああこんな木があったらいいな」ってその木が枝を広げて木陰を作っているところを想像したのでした。

それでも、この木は海岸で拾われてまさかハジさんの家まで運ばれるなんて知らなかったわけですし、マカピーもたった2か月でこんなに成長しているとは思わなかったのです。

で、更に考えたのでした。

この木がこれだけ成長しているのに、自分はどれだけ伸びたのか?

2か月間の日本滞在で自分の得た情報はどれだけあったのかな?

そしてサバの人に提供できるものってどれだけあるのだろう?

スコールごとに毎日大きくなる木の苗を見ながら、その木に励まされているような気がしたんです。

そうだ! この木を記念樹としてマカピーと競争してみようじゃない?

だってあの頃、ハジさんに会社運営を突然提案してもらったんです。

自分が主体的に動くことになって戸惑ったあの時。
「乗り掛かった船」とはいえ突拍子もないことに感じて戸惑ったのは当然でした。


お、首の長いサギがいるぞ!

今回、サバに戻ってきて転倒して顔面打撲したマカピー妻を診てくれた女医のハナさんの話を聞いてびっくりしました。

彼女は小児科の医者なのですが、ある日患者の親に気に入られて家族ぐるみの付き合いをすることになるのでした。

そしたら、ある日その父親から「この金を預けるから会社をやってくれ」と任されたのだそうです。

「え、なんで小児科医の私に?」

当時ハナさんはキャリア的にも脂ののった小児科医でしたが毎日、病院勤務と子育てで疲れ切っていました。

ある日、鏡に映ったやつれ切った自分に「アナタは自分の人生をかけて、このまま女医として勤務するだけなの?」と問いかけたのでした。

ハナさんは、人生はもっと楽しむことであり他の人を幸せにすることじゃないかって思っていたので自分の専門職である小児科医としての貢献でも手いっぱいだと思っていたのですが、今回のある実業家のオファーを簡単に断れなかったのだそうです。

何か変わるかも知れない!


ジャカランダの花が落ちていた

ハナさんは病院勤務を終えると、まったく異業種の仕事を始めるのでした。最初は「まったく分からないことだらけ」でしたが、業務内容を知るにつれだんだん分かってきて事業を運営し、人を雇い入れ、事業衛生管理などを考えるにつれて楽しくなりました。

実業家のオファーは1年でしたが、とてもそれで利益が出るはずもなく「今どんどん良くなってるのだから、返済はもっと先にして。お願い」と事業運営に夢中になっていたのです。

そして現在、彼女は「旅」をしながら、時々会社や患者管理の連絡を電話で連絡しながら、ハジさんのうちに長逗留しているのでした。

本来の事業だけでなく、更にフィリピンなどでNGO活動しているのだそうですが、ハジさんの姪っ子のプライさんのお父さんが「面白い日本人(ハジさんの事)がいるから」と紹介してくれたのだそうで、気に入ってハジさん宅にいるのだそうです。

更にハジさんが「半島マレーシアに帰る前におもしろい日本人夫婦が来るからもう少しここに泊まって行け」という誘いに乗ってマカピー達を待っていたら、いきなり顔面打撲でひどい状態のマカピー妻が現れて早速施術してくたのでした。


スポーツ総合運動場での散歩を終えると朝日が眩しい

実に豊富な経験をしているのでマカピー達の事業アイデアに対していろいろアドバイスしてくれます。

ハナ:「運転資金もないアナタたちの場合、事業は無理をせずに最初小さく始めるのよ」

ハナ:「小さな成功が出来ればラッキー。それと同じことを他の事業ですればいいのよ!」

ハナ:「一つに絞らなくても、いくつもやればいいのよ!」

ハナさんに最近のネットフリックスでは韓流ドラマがすごいという話になり、彼女が「冬のソナタ」しか見ていないというので、マカピー妻が「愛の不時着(英語タイトルはCrash landing on you)」を勧めるとすぐにスマホで検索して「これ?」「そうそう!」「じゃあ大きな画面でみんなで見よう!」
ってことになり、今ではずーっとシリーズを見続けているのです(笑)

マカピー妻は既に4回ほど見ているので、ハジさんにも説明しています。実はサバでネットフリックスを見ると、言語サブタイトルがマレー語しか出ないので、ハナさんは直接それを理解して大笑いしながら観ているのです。

マレー語が弱いハジさんにはマカピーが状況を説明すると。一緒になって「うんうん、よくできたドラマだね」と感心していました。

国籍が違っていてもこんな風にみんなでドラマを楽しむのもいいなあ。


マラッカ・レストランで食べたアイスカチャン(かき氷:ABC:Air batu Kachangとも言います)

マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。韓流ドラマよりマネタイズを急ごう!


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