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独立記念日が近い! マカピーの日々 #1206

マカピーです。
8月31日はマレーシアの独立記念日です。

8月に入ると、通りの国旗がきらびやかに飾られるのでした。

それは普段から国旗と州旗の二つを掲げている家々が多い中にもかかわらず、更に庭中に小旗を連ねた紐を渡し独立記念を祝うお家や、車に旗を立てて走っている車のなんと多い事でしょう!

でも何が嬉しいのかマカピーにはいま一つ分からないのです。

彼らは独立記念日がそんなにうれしいのかしら?


それほど国粋主義だとは思わないんですけど

日本は第二次世界大戦の敗戦後、米国の進駐軍が入って来てGHQが東京で日本を統括して政治、教育、そして憲法改正を行いました。

財閥解体をして農地解放を行い地主がそれまでの小作人に土地を分配する取り決めを行いました。

「民主主義」というなんだかフワフワとして「良さそうな」思想が日本に行き渡るのですが、本当のところはどうだったのでしょうね?

戦前の考え方が、国を挙げて侵略国家を目指していたとは思えないのです。

植民地主義の先輩である列強国の誘導にうまくはめられた話もなるほどと思う次第です。

もう過ぎた話ですが、今後そうした機会には思い出したいですね。


夕べ電灯に衝突していたトンボが床に落ちて死んでいました

さて、現在では財閥も復活していますし、米国の都合で軍を持たない国家が生まれたのに米国の必要から自衛隊を作りいつの間にやら防衛省が誕生しました。

Ministry of Defence ですが、ちゃんと軍を持ったわけですよね。

原子爆弾の被災地である国家なのに、戦後も早くから原子力の平和利用をし、挙句の果ては3.11の津波でフクイチはメルトダウンを起こしてしまいました。

チェルノブイリ原発事故を思い出す出来事でしたね。

現代社会は情報化社会と言われながら、使いたい部分だけフォーカスして他人や国家を批判しています。

自分の国の放射能汚染度には言及せず、日本の冷却水は海洋放出が出来ないとしていますが、それを認めた国連の原子力機関の査定は何のためにあるんでしょうね?


それから、米国は日本で出来た財閥解体や農地解放はその後フィリピンでも実行できると考えていたようですが、結局は成功しませんでした。

つまりは、日本て戦争前から既に「民主化」していたからできた事なんだろうと思うんです。

トロイの遺跡」を発見したシュリーマンは中国や江戸末期の日本を旅していてその手記には、日本人の庶民が誰もが読み書きができ、質素ながら清潔な生活をしているのに驚きます。

つまり、明治維新になって導入された欧州を中心とした文化の輸入の前に既に高度な文化を持っていたのでした。

その事は江戸末期に製鉄をするために反射炉を作る逸話にも表れています。
誰もが見たこともない反射炉を文献だけで作ってしまうわけです。
もちろん失敗する例もあったのですが応用ができる人材がいたのです。

ですから、戦争に負けてた後でもそれまでの帝国主義?をそれを米国式の「民主主義」に替えられただけでそれほど驚くに値しなかったのではないかなあって、マカピーは思うのでした。


なんだか広い空に感じます

もちろん、当時それを受け入れられずに苦しい思いをした人も沢山いたと思います。

マカピーの実家も小さいながらも地主だったので、土地が半減するなかで生き残りをかけて養蚕業や養鶏業をするのでした。

もちろん日本でも「建国記念日」を祝っていますが、マカピーは祭日である事と政府の式典をニュースで見るくらいで「ああ、今日だったね」と認識するくらいですね。


マレーシアの歴史は英国支配で隣のインドネシアがオランダ支配でした。そこへ太平洋戦争勃発でマレー半島攻略であっという間にシンガポールが陥落してしまったのでした。

ボルネオ島側も英国支配だった北ボルネオ国に日本軍が侵攻して数年間支配していました。

ですが、サバ州は半島マレーシア側と一緒に独立していません。

半島側はマラヤ連邦として1957年の8月31日に独立しましたが、サバ州やサラワク州それにシンガポールがマラヤ連合に合流したのは1963年の9月16日なんです。

その後、リークワンユー氏が率いるシンガポールがマレーシアから追放されてしまいます。

それなのに何で、サバの人がこんなに8月31日のマレーシア独立を喜ぶのか理解が出来ないのです。

本来であれば9月16日でしょう!

実は、サバ州は北ボルネオからマラヤ連合に合流せずに独立するチャンスもあったわけです。

いまでも半島マレーシア側の諸州とちがう特別な自治権を与えられているサバとサラワク州ですが、連邦政府の圧力が存在しているようです。

サバ州の島であったラブアン島は連邦政府直轄になり、油ヤシ生産計画では連邦政府の公社が大規模開発してそこも州政府ではなく連邦政府の組織が管理しています。

つまりマレーシアではサバ州の「植民地化」計画があったようにマカピーは思うのです。

ちょうど日本における北海道の開拓のような感じでしょうか。

いい天気だなあ!

原住民(少数民族)は文化文明から遅れているとして「保護」されるような形ですが、実は搾取されているように思うのです。

それなのに何で「独立記念日」を祝うのでしょうか?

ハナさんにその事を尋ねたんです。

ハナ:「私も祝う気持ちが分からない!きっとテレビなどで政府が宣伝しているからそれに便乗して喜んでるんでしょう。私は半島側に住んでみて、本当にマレー人が大嫌いになったのよ。これだけ資源を搾取されているのだからサバは連邦から独立した方がよっぽど良いと思うわ」

うーむ、過激な発言となるので今回はここまで!

マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。自分の国の歴史を知ろう!



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