一人よりも二人 マカピーの日々 #1434
マカピーです。
マニラのローカルフードがけっこう美味しいのです。
フライトのドタキャンで予期せぬマニラ滞在となったTさんとマカピーでした。
マカピーにとっては温水シャワー、エアコン、Wi-Fi完備スイミングプールもあるホテルに泊まったのは久しぶりの事でした。
空港からパサイのあるそのホテルの周辺も居住区(バランガイ)が入り組んでいる下町でした。
チェックインを済ませ、勘を頼りに裏路地を抜け空腹を抱えて大通りに出たのですがレストランらしきものが無い。
ありゃ?
さっそくTさんがスマホのマップで反対に行くと賑やかな交差点に出たのは午後11時頃でした。
さすがにマニラはエネルギーに満ちた「眠らない都市」です。
この時間でありながらひっきりなしの交通量に加えて人々が行き交っていました。
そこでマカピー達は小さな屋台の様な店舗が並んでいる一角に来ました。
先程見かけたマクドナルドに戻るのが億劫になっていました。
ハンバーグや焼きそばを売る香港フライド麺のお店にお隣はたこ焼きとシェークのお店が目に止まりさっそく注文したのでした。
そもそも150円程のバーガーを頼むともう一つおまけがあると言うではないですか!
さすがにTさんは「原価計算されて無いでしょう!」と言いつつも「ちゃんとウマイです。不思議だ」と驚いていました。
ところが隣の店のたこ焼きとマンゴーシェークを追加しましたが、たこ焼きの出来の悪さに落胆してました。
まあいろいろあります(笑)
マカピーも冷凍食品のトンカツを焼きそばにトッピングしたもの、それにバンズにソーセージと玉子のサンドを食べ隣の店のマンゴーシェークでシメたのです。
焼きそば以外はまずまずOKでした。
最初はレストランを目指していたのがB級グルメ探求となり、さすがにお腹がいっぱいになってホテルに戻り寝たのでした。
翌朝になると女性の歓声が聞こえるのでカーテン越しに見ればプールサイドに結婚式に集まった女性達が盛んに集合写真を撮っていました。
ははーん、こういうホテルなのね。
マカピーもせっかくの機会なのでスイミングパンツ姿でプールサイドに行ってみて気が進まなくなりました。
プールは若いファミリーと子供ばかりで更に結婚式で着飾った人が行き過ぎる中で泳ぐ自分の姿を想像すると、場違いに感じたからです。
変更となったクアラルンプール行きの今晩のフライトは午後9時頃ですから、ホテルフロントデスクに滞在延長を申し入れたのです。
しかし回答は「一泊分追加が必要になる」との事で、おとなしく正午にチェックアウトしたのです。
さて、これからどうするか?
とりあえず昼食をとってから第3ターミナルを目指すことにして、裏道を行くと地元の料理を扱うお店があり美味しそうなんです。
ここで良いんじゃない?
冷房も無い狭いお店のテーブルに荷物を置いてブタ肉揚げと温野菜、モンゴ豆スープ、目玉焼きなどを食べました。
味の決め手はバゴーンというオキアミで出来た魚醤みたいなもの。
Tさんもそれを肉や卵につけては美味しいとパクパク食べました。
食後、Tさんは店を出てタクシーを拾いに昨夜の交差点に歩いてゆく際にこう言うのでした。
「ボクは食に対してかなり保守的だったと思います。自分の知っているお店の決まった料理を食べれば良かったし、今回の様な場所で食事をする事がありませんでした」
「そうだね。 そんな感じはしてました。でも誰にも最初があるし、マカピーだって一人だったらこうしたお店に入るかどうかわからないと思う」
何故かしら、食べる事となると一人よりも二人だと行動範囲が広がります。
それは沢山の人と食べると美味しいからでしょうね(笑)
マカピーでした。
最後までお読み頂きありがとうございます✨ 旅は道連れ