アキオ台風一過 マカピーの日々 #1281
マカピーです。
アキオが突然帰って行きました!
ハマナスレストラン2号店でのアキオは、厨房に入ってシェフのサリに日本食の作り方をダシを中心にいくつか教えていました。
彼は以前から色々なことが出来るとは言ってましたが、マカピーは話半分で聞き流していました。
じゃあここにあるインスタントのみそ汁をお店で提供出来る質まで高めてみよう!
簡単だよ!
お湯を注いだだけだともったいない。
今回持ってきたダシ取り用のカツオブシでベースとなるダシにインスタントみそ汁を加えるんだ。
今回は時間が無いのではしょるけど、ダシを取るのに一晩水につけておけば大丈夫。
コンブのダシ取りも同じだけど、水が大切。
塩素の強い水道水はダシの香りを殺すから、ミネラルウォーター外因だけけど。それでも水道水を使うのなら一晩以上汲み置きした水が良いよ。
ボクは家でメダカやコイの水槽を沢山持っているから、塩素抜きをしないと魚たちが死んじゃうんだ。
それと同じ何だよね、人間の食べ物から塩素を除くと美味しくなり、体への害も少なく成るんだ。
こんな調子で彼は理にかなった事を口にしながら作業を進めるのでした。
おお、アキオの言ってた事ってハッタリじゃあなかったんだ!
ゴメンナサイ 、疑っていました!
作業を終えるWi-Fiスポットを探すと出かけてはビールを飲んで来るのでした。
マカピーのレストランではまだフリーWi-Fiを出来る施設が無いんです。
2号店に来るのに、途中でアキオの一番の目的であるラフレシアの実物を見て見たいというリクエストに応えキナバル山ふもとのポーリン温泉周辺にあるらしいという情報をもとに立ち寄ったのです。
途中で車を停めてそのありかを尋ねるのですがポーリン温泉に到着してしまいました。
すると近くの看板に今ラフレシアが咲いていると書いてあるんです。
おおこれなのか!
一つの看板には直径75センチのラフレシアが一個咲いているとありました。
そこに行こうとしたら車外でハナさんが交渉していたおっちゃんがオートバイせ逆方向の道路だと言うのです。
ポーリン温泉にもラフレシアのゾーンがあるのですが過去2回訪れていますが、そこで見たことがありません。
しかもそこの入場料は世界遺産のキナバル山とセットのチケットである50リンギットを払うのです。一人約1500円。
プライベートながらちゃんとラフレシアが見られるその近くだと20リンギットです。
国立公園のフェンス沿いに進むこと約500メートルでゲストハウスがありそこで車を出て徒歩で昔ゴム園だった草だらけの場所の一角にラフレシアがあったんです!
予想に反し腐臭のような悪臭はありません。
およそ直径50センチほどの開花直後のものと数日して枯れかかったものの2つだけでした。
これでも立派なラフレシアです。
気になったのが管理されていないので開花したものだけに乾燥よけ?の覆いをしてあるだけです。
でも周辺にはこれから開花を迎える沢山の蕾が地面から顔を出しているのに全くの放置プレイ。
そもそもラフレシアは特殊な花で別の植物の栄養で育ち開花するので植物体としては花をつなぐ地下茎だけなんです。
だから不用心につぼみの周辺を人が踏み荒らすとつぼみを傷めるだけでなく地下茎を切ってしまいそこで成長が止まり枯死してしまうのでした。
人間の観察とラフレシア保護を考えれば、木道やデッキを創ることが考えられます。
しかし、そんな事に金をかけなくてもこうして沢山の人がラフレシアめざして来るのですから。
マカピー達以外にも20人ほどの中国人グループとすれ違いました。
そうすると一日100人は来るでしょうからそれだけで2000リンギット、約6万円。
ハマナスレストラン2号店の一日の売り上げがまだ1000リンギットに満たない状況を考えると、なんだか理不尽に思えてしまいました!苦笑
そんなこんだの寄り道で、結局400キロの道中で2号店に到着したのが夜の10:30でした。
しかも、彼にとって未経験のあまりの悪路とスピードでアキオは終始恐怖に引きつっていたようで、遅い夕食をとるとぐったりしていたようでした。
ところが店を閉じた後でアキオが2階から降りて来たのです。
風通しが良い外に出て縁石に二人で並んで腰掛けるとアキオはどこからかウイスキーのボトルを出してラッパ飲みをしました!
オイオイ、駄目だよ公道でアルコールを飲んじゃあ! 隠して飲むんだよ!
実はもう一つの店と作物の生育状態を見にゆくのを楽しみにしていたんだ。
ところが日本の方で自治会問題解決を妻に丸投げしてたんだけど、やっぱり自分が行って話した方がいい事になって早く帰国しようと思うんだ。
で、いつコタキナバルに戻る?
明後日の朝、その後せっかくここまできたのだから隣りのブルネイにも立ち寄ってみたいしさ!
マイペースのアキオは最初は長距離バスで戻ると言ってたけれども、往路の道路状況を思い出し、最終的には飛行機で戻る事にしました。
空港に送り届ける直前まで買い出しを手伝って、そこで買ってきたワタリガニのみそ汁まで作ってくれました。
相変わらず、むちゃくちゃな事をしながらも人に好かれるアキオパワー全開で去って行きました。
ありがとうアキオ!
マカピーでした。最後までお読み頂き感謝します。お土産の日本のラーメン豚成分がありムスリムは食べられませーん
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