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フィリピン通過の旅 マカピーの日々 #1333

マカピーです。
マレイシアに戻るので成田空港第3ターミナルを使いました。

初めて利用した第3ターミナルって本館の第2ターミナルから500メートルも離れているだけでなく連絡通路が戸外で猛烈寒かったのでした!

マカピーがダウンジャケットでスーツケースを押していると、クリーム色のルイ・ヴィトンの帽子かぶったスタイリッシュな美女が歩いていました。

ところが彼女の姿ときたら超ミニでしかも生脚だったのです!

朝早く成田へ向かうと富士山がきれいに見えた

気温1℃でこの格好は相当勇気がいると思いつつ、寒さで尿意が高まったマカピーは彼女を追い越してトイレに飛び込んだのでした。

ヤレヤレ

ところがエアラインのチェックインで並ぶと、またもや彼女がマカピーの前にいたのです!

これは何かの縁があるってことかな?

と一瞬頭をよぎりましたが、さすがにその後は別々でした!

と言うのも、今回利用したフィリピン経由便は一旦マニラで入国し更に出国手続きする乗り継ぎだったのでインターネットによる入国手続きを終了しておく必要があったからです。

実はマレイシアも昨年12月から同様の事前入国手続きが必要になりました。

しかも入国3日以内に完了させるものです。

今後マレイシアにおいでになる方はご注意下さい。

マニラ空港第3ターミナルの連絡通路

搭乗したマカピーの席は30Eで最後尾から2つ目でした。

何とその前席に例のルイ・ヴィトン帽子があるじゃないですか!

「良くお会いしますね(笑)」

殆ど口に出かけたのをやめたのは窓側席に素敵なフィリピン女性が座ったからでした。

格安?フライトだったので機内食や飲み物のサービスがないのです。

マカピーはマイボトルに水を入れ、エナジーバーとしてカロリーメイトと郷里から持って来たキンカンをジャケットのポケットに忍ばせていたのでした。

5時間のマニラまでのフライト中、お隣の彼女はネックピローで良く寝ていました。

フライトの行程の後半となり、彼女は目覚めると喉が渇いたらしくフライトアテンダントの女性にタガログ語で水と何か食べるものを頼んでました。

フィリピンペソでの支払いが手間取りいろいろやり取りがマカピーを挟んで行われました。

消火栓ですが、国によって違いがあります

すると彼女が日本語で「どうぞ、これ食べて下さい」とマカピーにプラスチックの包装されたおむすび型のパンを渡したのです。

「え、でもボクさっきカロリーメイト食べたんですよ(笑)」

「ええ、見てました。ダイエットしているんですか?」

「実は地震発生した時の非常食だったのが期限切れだったので食べる事にしたんです」

「ちゃんとしたものを食べて下さい。おむすびの形ですけど中身はツナマヨで美味しいですよ」

「でもあなたは食べないんですか?」

「私のサンドイッチは別に頼んでます」

「そうですか。 では頂きまーす」

なるほど、本当にツナマヨパンで美味しかったです。

その後、マカピーが以前マニラに住んでいた事、息子2人がそこで生まれた事等話しました。

かたや彼女はマニラ郊外の出身で神奈川でお店を持っているのだそうです。

「4日お店が休みなんで、急に帰って来たくなっちゃたの。日本国籍があるけど私のふるさとはやっぱりフィリピンなのよね」

「どんなに暑くても、寒くてもふるさとって良いですよね!」

「うん、大切なところ」

男の子が生まれ葉巻を配った思い出があります

マニラ空港では成田同様に第3ターミナルに到着、その後彼女とはぐれてしまい挨拶できませんでした。

8時間の乗り継ぎだったので一旦マニラのマカティ地区のかつて住んでいた住宅地を訪問しようかと思いました。

ところがそこから乗り継ぎ手続きがカオス状態になってしまっただけでなく、冷房が効かないエリアで長時間並ばされるとどっと汗をかき、Tシャツ一枚になる頃には街に出る気力が失せてました。

結局30年ぶりのフィリピンはかすめるだけとなってしまいました。

マカピーでした。
最後までお読み頂きありがとうございます! 彼女と再会できるかな?


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