上野の杜(もり)を行けば(前編) マカピーの日々 #1107
マカピーです。
めずらしく二日連続で「上野のお山」に行ったのでした!
マカピー妻が「都心にNGOの代表のお別れ会に行く」と出かけて行ったのです。
更に、その後午後6時に秋葉原でカンボジア時代の友人と夕食の約束があったので、合流時間までマカピーにも一人でどこかに行くチャンスが生まれました。
そうだ、博物館へ行こう!
そう思ったのは、昨日がまさしく「博物館の日」だったとGoogleが知らせてくれたからでもあったのです。
で、かねてから行きたいと思っていた東京は麹町近くにある『城西大学化石博物館』または上野の国立科学博物館を考えていたのです。
ところが11時半にマカピー妻が出発した後でマカピーが出たのが午後2時。
ちょっと遅くなっちゃったぞ!
念のためにと電車内で二つの施設の案内を見ると化石のほうは学校施設なので「予約が必要」と分かったので却下、次回ちゃんと余裕をもって訪問しよう!
じゃあ、知の殿堂と言える『科学博物館』の方はどうかな?と言うと一般の入館料が高い!
朝から来ているのならばまだしも、今からでは上野に到着して午後5時の閉館まで1時間程しかないのです!
もったいない!うーん、じゃあどうする?
と、次に頭にひらめいたのが前日の上野の杜での出来事でした。
そこの掲示板で見かけた「国際子ども図書館」でした。
園内の案内掲示板の前でマカピー妻とミサッチが各館の催し物の案内を眺めているので尋ねたんです。
マカピー:「むむ、この『国際子ども図書館』って何なの?」
マカピー妻:「え、知らないの。ワタシ母を連れて来たこともあるわよ。とっても素敵なところだったわ。ねえ、ミサッチ?私達行ったことあるわよね!」
ミサッチ:「うん、わたしもその時が初めてだったけど、とってもよかったわよ」
マカピー:「図書館が素晴らしってどういう事よ。内容が充実してるって事?」
マカピー妻:「もちろん日本だけでなく各国の子供の本が中心にあるけど、そもそも建物からして違うのよ!」
マカピー:「え、建物ってどういうこと?」
そうだ、そこにしよう!
図書館だったら入館は無料だし、その有名な建物とやらを見るだけでもいいじゃないか!
更に、そこが5時で閉館になったら、ポコポコ歩いて秋葉原まで行ってもいいわけだし!
昨日に続いての日比谷線からJR上野駅到着です。
今日は昨日見かけた『パンダ通路』と呼ばれるJR上野駅をまたぐ跨線通路を横切るのでした。
日本における「パンダ人気」は、これだけの通路を作ったわけですからすごいですね!
たしかに上野公園内にある動物園のパンダ集客は「客寄せパンダ」という言葉さえ生んだので別ルートを作らないと周辺の混雑が解消できなかったのでしょうね。
それにしても、暑い!
昨日に続き連日の猛暑で上野の杜から戻ってくる人は、ボトルから水を飲みアイスクリームを舐めているのでした。
この暑さだから自分も脱水しないように気を付けねばっと思いながらその人々を眺めると、やっぱり殆どが外国人ばかりなんです!(笑)
木陰を東京文化会館で曲がると修学旅行のグループを含め昨日にもまして沢山の人出でした!
目指すは国立博物館の隣の施設って事ですが、案内板を見るとその一角に東京藝術大学(芸大)があるのでした。
あらら、こんな所にあったんだ!
マカピーは全く興味がなかったので名前こそ知れ、所在場所は今回初めて知ったのでした。
で、気持ちの良い木陰の通路を行くと、古い木造「音楽堂」(奏楽堂)が右手に見えたのでした。
え、これってもしかして?
2か月ほど前にAudibleで読書した、岩城宏之さんの著書の世界が蘇ってきたのです。
そうだ、かつてイワキとナオズミはこの音楽堂で指揮棒を振るったんだ!
マカピーはお二人の友情に関しては「さだまさし」さんのDVDでのトークで知っていました。
名曲「親父の一番長い日」では、交友のあったナオズミさんが作曲し軽井沢でのコンサートで披露する事になっていたのでしたが、突然の事故でナオズミさんが来れなくなった時に親友のイワキさんが登場するくだりはとても感動するのでした。
色々な思いが蘇る中、掲示板を見るとこの施設を使っての芸大生による演奏会が行われているのが分かりました。
しかも、今日がその日だったのです!
でも、さすがに予約制で当然のことながら「売り切れ」と書いてありました。内部だけでも見てみたいなあと思いながら柵の外から見ると敷地内に小さな銅像がありました。
おお、こちらは「滝廉太郎」さんで彼も芸大出身だったんですね!
結核に罹た才能が23歳と若くして死ななければ、その後にどんな楽曲が生まれていたのでしょうかね。
マカピーは結核の仕事に関わることがあったので、ストレプトマイシンなど「抗結核薬」の登場は戦後になってからで「不治の病」だったのを思い出しました。
「たら、れば」を言い始めたらキリがないのですが、「人生とは分からないもの」だなあってあれこれ考えながら「イワキとナオズミ」活躍の舞台を後にして、国際子ども図書館に向かうのでした。
(後編に続く)
マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。キョロキョロと独り歩き