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アリが判断する?! マカピーな日々#0955

マカピーです。ボルネオ島北部マレーシア国サバ州にあと数日います。
出張中で村人の一人のシャツの背中に沢山のアリが取りついていました!

マカピーが今回の4日間の出張でレンタカーを借りて走行した距離は4日間で1,461㎞でした!

全てマカピーが運転したわけではありませんが、そもそも道路状況が日本と違うので疲れます。

特に8時間ほどトイレ休憩以外食事もとらずに夜中の山道を抜けた時は緊張し夜の10時に到着すると、疲労ですぐ寝てしまいました。

雨が近づく海岸

で、今回の出張中に思い出したことがありました。
冒頭の「アリ」の件です。

よく、夏になると他の人よりも沢山蚊に食われる人がいるじゃないですか?

あれは、お酒を飲んだとか吐く息の炭酸ガスに反応して蚊が寄ってくるのだとかの話がありますよね。

それでも、マカピーはおじさんの背中に50匹ほどのアカアリ(ハマキアリ)がびっしりと集合していたので、初めて見る光景に驚いたのです。

だって、あのアカアリときたら喰われると猛烈な痛みがあるんです。

このおじさん地元の人だから日陰をつくる樹(モンタナナモノキ)にアカアリが行き来していることくらい知っていたはずなのに、それを背中にマカピー達と昼食ができるのを待ちながら話していたんです。


みんなで食べる昼食は美味しい!

マカピー:「アリャー、おじさんの背中! あんなにアリがたかってるよ」
ジュル:「本当だ、おじさん、こっちを向いて」
ジュルさんやほかの村人が彼の背中のアリを手で払い落しました。

おじさんはさして気にしていないようでしたが、マカピーはあの痛みを知っているだけにちょっと怖かったです。するとそれを見ていたハナさんがこういうのでした。

ハナ:「あのね、彼は糖尿病だからアリが寄ってくるのよ」
マカピー:「ああ、前回来た時に彼はそう言っていたね」
ハナ:「彼の体が甘いガスを出しているのよ。だからあんなにアリを寄せちゃうのよ」

彼女の話によると、昔も糖尿病の問題があったけれども「糖尿」の検査気なんてなかった時代は、患者の尿を採取してそこにアリが集まれば「糖尿病」と判断できたんだそうです。

うーん、確かにマカピーも以前そんな話を聞いたことがあるなあ。


こんなところに美しい猫がいた

マカピーの日本で聞いた話はこんなでした。

水洗トイレや浄化槽が普及する前は、トイレの汲み取り業者に定期的に来てもらっていました。

いわゆる、ポッチャン・トイレと言うやつですね。

業者の人は毎日いろいろな家族の糞尿を汲み取るのですが、病人のいる家の糞尿の臭いの違いが良く分かったそうです。

そして「この家には糖尿病患者がいる」っていう事さえも分かったそうです。

ああ、そういう事なんだ。

人間だって嗅覚の鋭い人は、アリの力を借りなくても糖尿病患者の体臭で気が付くのかも知れませんね。


翅が少し傷ついていたけど元気な蝶

マカピーでした。

最後までお読みいただき感謝します。世界中どこでも糖尿病は万病のもとです!

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