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「青春18きっぷ」旅 後編 マカピーの日々#0979
マカピーです。
「青春18きっぷ」を使って夫婦日帰りで沼津へ行ってくることができました!
朝6時13分に最寄りの駅を出発した時はまだ夜明けまで暗かったのですが、戻りも午後6時8分でしっかりと日が暮れていました。
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およそ12時間の旅を無事に終えて充実感のある旅でした。
というのも通常料金であればJR路線分の片道運賃が3300円程度ですから二人で往復13,200円という事になります。
そもそもバーナードが購入したのが12,000円程度だったはずですから確かに彼が季節ごとに「青春18きっぷ」の旅に出る理由が良く分かりました!
さて、東北線から上野経由で東海道線を熱海まで長時間ひたすら走る列車「上野東京ライン」を終点まで乗るのは初めてです。
ややこしい事に、その「上野東京ライン」のより以前から「湘南新宿ライン」というよく似た路線があるんですよね。
もちろん最終的には東海道線を走るのですが上野経由か新宿経由かの違いがあるのです。
なんと15両編成という長蛇の輸送量というのは半端じゃないですよね。しかもグリーン車を2両挟んでいるんです。
マカピーのよく利用する東武日光線も10両編成または6両編成ですもの!
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さて、今回「上野東京ライン」を利用して気付いたことがあります。
それはマカピーが東海道線を殆ど利用した事がなく、せいぜい知人のすんでいる藤沢や辻堂まで利用した事がないのでした。
つまり、それ以西(下り路線)を経験していないのでした。
もちろん京都へ行ったり九州へも「新幹線」で旅行した事はあります。
でも、ローカル線である「東海道線」の旅をしたことが殆どなかったのでした。
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そもそも初めて耳にするような駅名や初めて見る地形にマカピーは興奮してしまい写真を撮り続けたのでした。
それを見ていたマカピー妻は「子供の遠足じゃあるまいに、どうしてそんなに興奮するのよ!?」と不思議がっていました。
彼女は生まれも育ちも神奈川県の川崎市で、父親が各地に保養所を持つような大きな企業に勤めていた事もあり、子供のころから家族旅行で三浦半島だけでなく、更には箱根方面や伊豆半島を経験していたのでした。
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マカピーの子供に言わせると、ボクらは「都会のねずみと田舎のネズミ」夫婦なんですって!(笑)
それでも、通過駅名で思い出すことがありました。
例えば「真鶴(まなづる)」ですが、学生の頃友達4人で2台のバイクに分乗して釣りに来た事があったのがここで、その後でその一人が卒業後1年ほどで白血病で亡くなったので思い出の地でした。
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二宮(にのみや)には学校のちいさなみかん農場があり、ここで実習した際に一本のミカンの木の全ての葉っぱと実の数をカウントさせられたことがありました。
これは「葉果率」といって、一番高く売れる実の大きさに育てるための葉と実の比率を求めるために必要な事なんです。
通常、実は沢山つくので葉っぱからの栄養が全ての実に行くと、小さな実にしかならないので「摘果(てきか)」作業で大きさ調整をするんです。
プロのミカン農家は経験的に実の付きすぎている枝から「摘果」するのです。
農業実習ではその基礎を学ぶために数を数えさせたんですね!
それにしても暗算が得意の同級生がいたので、分担して数えた枝ごとの葉の数を集計してもい助かったのを今でも思い出します。
当事はポケットタイプの電卓もカウンターも無くすべてマニュアルで数えてたんですから大変だったんです!
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そんなことを考えながら上野東京ラインの終点である「熱海(あたみ)」に到着すると沖合に小さな島が見えたので「あ、初島(はつしま)だ」って思わず口走っていました。
マカピー妻が「え、そうなの?ワタシ興味ないから覚えてないわ。マカピーは熱海に来たの?」
「うん、一度住み込みの新聞配達をしていた頃「社員旅行」で熱海の旅館からあの島を見たことがあるのを、今思い出しんだ!そうだボクここに来たことがあるんだ。あれはバス旅行だったけどね」
そこから更に下り電車に乗り継いでたどり着いたのが目的地「沼津」でした。
駅近くからは富士山が雲に隠れて見えません。
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富士の峰にかかった雲が消えるのを祈りながら,ポカポカの陽気の中を川沿いに港まで歩くと、こんどはコート類が不要なほど暑くなりました。
可動式水門の「びゅうお」は100円の入場料で30mの高さから沼津外港と内港を見下ろすことができ更には、晴れ渡った富士山の眺望も素晴らしく見える展望代の役目を果たしていました。
お昼ご飯は内港裏手にあるお店の一つに入り地魚の三色丼に生のシラスとアジのフライを食べて満足しました。
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更にお土産も魚の干物と塩辛、それから伊豆の名産であるワサビの粕漬を買いました。
この粕漬はワサビの葉が入った物でマカピーの好物なんです。
それはワサビ農家の息子が学校の合宿に彼が持ってきてくれた瓶詰の「ワサビ漬け」でした。
それは農家が出荷したワサビの残りの葉と茎を酢漬けにしたものだったのです。
いわゆる「鈍行列車の旅」ですから午後も早めに戻リました。
朝もそうでしたが都心に向かう際は通勤ラッシュ状態で自宅近くになるとまた人混みが少なる様子をボンヤリと眺めながら気が付いたのでした。
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そうか、こんな風に若い頃を思い出させる旅ができるのが「青春18きっぷ」の醍醐味なんだなあ!って。
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マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。あの風景の中にボクがいたんだよ!
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