さようならアピ家族 マカピーの日々 #1273
マカピーです。
アピ達が去ります。
サムネ写真は2号店近くでデング熱患者発見があり一斉消毒が展開されその薬で皆が咳き込んでました
10月11日にアピ家族、ファラそして大工のタン父娘の8人がRav4に荷物とギューギューになって2号店にやってきて3週経っていました。
1号店に着の身着のまま状態でやって来たアピ家族と暮らしながら、レストランを盛り上げるため一緒に働いてくれるというので1号店で手伝ってもらい人柄を見てマジジメがとりえと採用しました。
更に本人の希望もあり2号店でやってもらう事にしたのですが、直ぐに料理の素人に近いと言うのが分かりました。
どうやら船でコックをしていたというのは嘘である事は、彼の料理の手順要領の悪さと味付けがどれも同じなので分かりました。
あまりの手順の悪さにハナさんが指示を出し、マカピーがとりえ味見をしたのですがそもそも料理人としてのセンスに欠けていたのです。
せっかくのお客が逃げ出してしまう恐れが出てきたので、サリを採用してその補佐に回ってもらう事になったのです。
料理の出来は雲泥の差があり、サリも作り方を教えるのですがレパートリーは広がらず、サリが四品作る間に決まったアヤムペニュかナシゴレンを一品作るのがやっとの状態が続いていました。
また何を勘違いしたのか、夫婦で急に態度が大きくなって来て、マカピーやハナさんに断りなくファラやサリに指図するようになったとファラから苦情が上がって来ました。
そのファラも邪魔になったのか、事実無根のファラの言動が伝えられ、1号店と2号店を行き来するマカピーたちには誰を信じていいのか分からなくなって来たのでした。
今回2号店に来る前に、アピもファラも去ってもらう事にしていました。
そこで先ずはファラとサリからハナさんが事情聴取を聞くと、アピとアイダの言動がおかしな事が分かりました。
そういえばマカピー達が車で買い出しに行って戻って来ても、知らんぷりだったりするんです。
マカピーやハナさんが人手不足から掃除をしたり補修をしていても手が空いていても手伝いません。
以前は直ぐに飛んできて手伝ってくれたのに挨拶さえしなくなったのです。
どうしちゃったのかな?
それに自分の仕事場である厨房が不潔なだけでなく、食品を平気で無駄にするのでハナさんが昨夜アピに注意したのです。
お金を出して買って来た野菜を駄目にして、食べられる御飯を大量に捨てて誰がそれを支払っているの?
もっと物を大事にしてキレイにしなさい!
これでキレたらしいアピは今朝も殆ど口を効かずでした。
更に午後に話しがあるとハナさんをテーブルに呼びました。
マカピーもいるんだけどな~!
マカピーも同席しました(笑)
アイダが同席していないのは、全てアイダの指図のようでしたけれど。
アピは突然ですがここを辞めて村に帰る事にしました。マカピーさんを始め皆さんには良くしてもらったのにゴメンナサイ。
彼は引き止められると思ったのかもしれなかったのです。
でもこちらもこの事態を予知していたのでこれまでの給与の日割りを渡して引き取ってもらう事にしました。
午後には新しいシェフの候補がインタビューに来ていたのを見たアピ夫婦は何も言わずに外出して行きました。
明日1号店に帰るから車に乗せてゆくと伝えても、既に車を予約してあると固辞していました。
確かに、ここに来た三週間前の和やかさはもはや期待出来そうにもありませんでしたけど。
マカピーでした。
最後までお読み頂き感謝します! 自分たちから身を引いてもらい良かったです