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コックが来たーッ!マカピーの日々 #1208

マカピーです。
レストラン開店したのにコックが見つからず困ってました。
(冒頭写真は古着屋さんのタオルに、日本のプロ野球のものが混ざっていました。それにしても古い!)

8月20日に開店したAdik Kitchenにコックがいないのでハナさんやアディ自身が厨房に立つことが多いのですが、さすがにハナさんは「私はやれるけど、やっぱりここはアナタの店よね」とあまり介入しないようにしています。

そもそも本来の農産物の仕事があるし、倉庫改装を見ているので開店まで手伝い、後はアディの管理でやってもらう話でした。

ところが、コックが奥さんの実家に行ってしまうという番狂わせがあり、困った状態が続いていたのです。

これがサバ州でたべる、「ねこまんま」かな?

一方同じホームステイ(民宿)にとまっている工事請負業者のLJさんには、これまで店用のテーブルを運んでもらったりマカピーの誕生日に来てもらったりいろいろ関わって親しくしていたのです。

開店したお店にも来てくれて、あれこれ話をしていると、そのLJさんの前職は「コック」だったことが判明!

LJ:「うん、ケータリングもやっていたんだ。州議会議員のパーティーでは1500人分の料理を一人で担当したんだ。もちろんアシスタントは6人いて朝の2時から働き続けて、お昼時間に作業が終わった時はそこで寝込んだくらいだったよ(笑)」

相当コックの仕事がきつかったので、工事請負の仕事に就いたらしいですが、ボクらがレストランを開くと聞いていろいろアドバイスしてくれるのでした。

そこでハナさんはLJさんにいろいろ聞きます。

ハナ:「ねえ、スープなんだけどどんなのがおすすめ?」

LJさんは店に来て、店のレイアウトやメニューに関しても色々教えてくれます。

LJ:「今とても忙しくてね、時間があれば厨房で毎日一品ずつ教えてあげたいんだけどちょっと無理だなあ、ゴメン」


あれ、あの船に乗っている真ん中の人はトミーの奥さんのスーザンじゃないか!

マカピー達は8月から、レストランのすぐ裏手にある倉庫を借りたんです。

それは、農産物の一時貯蔵場所にするつもりでした。

話は変わって、今年の4月にマカピーが一時帰国する直前に、別の倉庫を借り手付金を払って改修工事を始めたんです。

ところが、相手が悪い奴でマカピー達に改修工事をさせたところで、賃貸料金を釣り上げて奪う算段と言うのがハナさんも分かったのだそうです。

それで、彼女はそれまで清掃していたゴミを再度ぶちまけて手付金も回収したとの話を聞いていたんです。

いやー、だます連中はどこでもいますね!

で、今回はレストランの真後ろであるし隣がワークショップ(自動車修理工場)ながら、裏道でレストランへも行ける好立地条。

貸出しの面積もかなり広くて、もともとオーナーの息子さんがやっていたワークショップだったそうですが、息子が急死したので長らく商売をしていなかったのだそうです。

そして、そこには事務所も付いていたのです。

その事は昨日お話した通りですね。

で、今朝はその倉庫のトイレの改修工事と側溝の蓋(ふた)をする作業を中心に行ったのでした。

そこで作業していた大工がマカピーを呼ぶんです。

大工:「コックが来ました!」
マカピー:「え、どこに?」
大工:「この人です(笑)」
マカピー:「あ、そう。良かったレストランに連れてって。ドク(ハナさん)もあっちに行ってるから!」

ひょろっと細身で背の高いバスリンは、コタキナバルに次ぐ?都市の有名なレストランで働いていたのですが給与が支払われなくて、こちらに戻って来てしばらく大工仕事をしていたのだそうです。

そしたら、マカピーのところで働いている大工さんが「今度開いたレストランでコックを探してるよ」と伝えると会いに来ることになったのですが昨日は現れずしまいでした。

まあ、こんな話が多いよね。
期待しないで待つしかないかなあ。

で、今朝コックが現れたのですよ!


海は広いな大きいな!

ところが、マカピーもAdik Kitchenに行って見るとハナさんと不仲になっていたトミーが一緒にいるではないですか!

マカピー:「なんでトミーがいるの?」
ハナ:「もう昔の話だからいいのよ。それよりトミーのところに今回のコックの仕事の話でバスリンが相談したんだって。『なんでも日本人が関係しているレストランだとか・・・』ってなったら、そりゃオレのボスのところだ!ってことで、付き添いできたのよ。まあトミーもこれで私と仲直りしたいんじゃない(笑)」

それで、早速ミー・ゴレン・シーフードを作ってもらって試食する事になりました。

材料が準備されていなかったので、時間がかかりましたがまずまずの出来だと思いました。

一旦家に戻って出直して夕食で、おススメと言う「バター・シュリンプ」を頼んだのですが、これが滅茶苦茶美味しいのでした。

これまで幾度も「バター・シュリンプ」を頼んだことがありますが、なんと言ってもこれが最高でした。

おお、いいコックが来たね!と素直に納得しました。


海岸の小舟の中で餌をあさっていたニワトリ親子

そこにLJさんからハナさんのところに電話があり「彼がいたレストランは有名で、そこのコックだったら絶対うまいはずだからボクも食べに行くよ!」という事でした。

ドタバタの開店でしたが、どうやら落ち着いてくれそうです!

マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。最後にいい人に来てもらったかな?



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マカピー
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