南風の季節 マカピーの日々 #1155
マカピーです。
南風が吹くと海が荒れるというのです。
マカピーは「南風の季節」と聞いて「フーン、だから?」ってな感じで気にしていなかったのです。
ちらっと松田聖子の「あー、わたしの恋は南の風に乗って走るわ・・・」なんてフレーズを思い出してみましたが、一人で笑ってしまいました。
だって、そもそもマレー語の「ムシム・アンギン・スラタン」を日本語に翻訳したのは自分ですから、そもそも日本の曲は合いませんね(笑)
ところが、自分が実際に6月から8月頃にかけてこの地域の「南風の季節」にいるので「何が違うんだ?」と昨年11月頃から関わっている海岸線を眺めるのでした。
今朝、散歩していていると四方に入道雲がもくもくと沸き立っているのがわかりました。
東の雲の隙間から朝日がこぼれてくるのですが、よーく見てみるとその雲が南から北へ流れているのでした!
これまで雲の流れとしては北東だったと思うのですが、今日はハッキリと南だったのです。
海岸の村に行って見ると、ロビンの家でも海岸に面しているので南風を受け気持ちいいいのです。
マカピー:「今日の南風は強いね」
ロビン:「うん、もう少し強くなると波が高くなって海藻栽培に影響が出るんだ。沖合はまだいいけれど海岸に近い場所は波が巻くのでロープから海藻が脱落しちゃうんだ」
マカピー:「そういえば、ルスランの海藻が全滅したって聞いたよ」
ロビン:「彼は栽培地が選べなかったから、海岸近くにしたから被害が大きかったんだ。南風の季節で損害を出す人がいるのはいい場所を確保できなかった村人なんだ。残念だけど」
と、何事もなさそうに見える村の中でも、実際はなかなかきびいしい状況です。
今日の朝の散歩では、以前アボカドの木を持っているお宅の奥さんと話をしていたのですが、今朝もそこを通ると遠くからマカピーを認めてバケツを持ってやって来て「ほら、採ったばかりだから持って行きなさい」と見せてくれました。
中身はマンゴです!小ぶりですが美味しそうです。
マカピー:「ありがとうございます」
奥さん:「いいのよ。季節になると食べ切らないから近所の人にも上げているのよ!」
マカピー:「実はアボカドだと思ったんです(笑)」
奥さん:「ああ、そうね。昨日とってもらったのがあるから持ってくるわ」
なんと一つが800gほどありそうな大きな二つを持ってきてくれ、先ほどのマンゴと一緒にプラスチック袋に入れてくれたのです。
散歩の途中だったのですが、宿泊先から一番遠い場所で果物を頂いたのですが重くて指に食い込むぷらすっちく袋の取っ手の部分にタオルを巻いてやっと持ち帰りました。
それをハナさんに見せると「すごい沢山もらってきたわね!」と驚かれました。
マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。南風の季節は果物の実季節でもあります。