え、また呪われてるの? マカピーの日々 #1372
マカピーです。
ハマナスレストラン2号店でも呪われていると言われました。
いったいどういう事なんでしょう?
1号店でも、不審な事が起こるので祈祷師(霊能者)にお願いして調べてもらうと、お墓の布切れ(ムスリムの墓にあるもの)が知らないうちに店内の隅から出てきたりしました。
強力な「まじない」(呪い)が掛けられているというのでその祈祷師に厄除けの儀式をしてもらいました。
でも結局のところ閉店しています。
それが、今度は比較的大きな地方都市にある2号店でも起こっているというのです。
最初は、近所のレストランから食器が戻って来たのですがそれは「出前」で出した当店のものではありませんでした。
どうして?
しかも、食器には残り物がありました。
ハナさんはそれを見るとハッと気づいたのでした。
当時洗い場担当だったサリンに「これを店内に持ち込んではダメ。すぐに捨てて来なさい」と指示したんです。
つまり「呪いをかけた食べ物」をその店に送り込む呪い掛けの手段だったというのです。
マカピーはにわかに信じられませんでした。
こんな街中で「呪い掛け」(ブラックマジック)なんてするの?
ハナさんによると、サバでは半島マレーシア側にはない特殊な世界があるというのでした。
だからスタッフの異動が激しかったり、いろいろな問題が発生するのだとも。
結局辞めさせてしまったサリンに「この付近に厄払いできる祈祷師はいるか?」尋ねていたのですが、一昨日の閉店近くになって3人のおばさんグループがサリンに紹介されたとやって来たのです。
マカピーはこれまで3度ほど祈祷師による厄除けを経験していますが全て男性でした。
黒づくめのヘシャブ姿の女性が中心人物で他の二人はアシスタント的存在です。
黒ヘシャブさんは新しいトランプを一セット買ってくるように言いました。
アジズが買ってくると、その封を切り幾度かシャフルするとハナさんに3つの山をつくらせました。
そこから2度カード占いを繰り返した後でこう言うのでした。
「この通りにあるすべての同業者から呪われている様ね」
「あれ? すぐ近所が営業妨害しているのかと思ったけど?」
「そこだけじゃないわ!」
「だってこの通りだけでも6軒ほどあるのよ?」
「邪魔な新参者を追い出したいのよ、彼らは」
あらら、マカピーは地域の同業者と一緒に盛り上がるのが好きなんですけどね。
そう言えばお隣の中華系のヘアサロンは今回の春節前にしっかりとお祈りをしていました。
店の前と後ろに燈明を上げ赤い粉をまき、ココナッツや冬瓜を割って魔法陣のようなものを作って邪気を払っていました。
同じなんですね!
でハマナスレストラン2号店はどうするのかというと、祈禱師グループにお願いして2日間にわたって厄払い儀式をすることにしました。
もちろん閉店後ですが、祈祷師3人組が来てある果実を搾った聖水をつくり店内各所にまき香をたいて呪文を唱えます。
さて、効果のほどは?
結局、経営する側の気持ちの問題ですね。
もちろんそのブラックマジックの存在を知ったからと言って、こちらから仕掛けることは絶対しませんよ!
マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。悪意を防御しましょう!