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楽しくやれることをやるのだ! マカピーの日々 ♯1551

マカピーです。
昨夜の帰りは夜の10時半を回っていました。

フィリピンの旅なのですが、ハナさんとここでクリニック関係の仕事もしているのでした。

それは、偶然にも彼女が3年前に基礎を作っていたクリニックの再開のような形です。

ただ、ハリー叔父の家から約20㎞近く離れている丘陵地にあるのでロスリン(レン)とインサンマロンの家(クリニック)まで天気が良い日中であれば30分ほど雨が降る山道をトロトロ走っていると1時間近くかかります。

雨に降られボロボロに帰ってきながら「どうしてこんなことやってるんだっけ?」って考える事もありました。

一方でハナさんのクリニックを手伝いながら、医療と言うのはつくづく「人の営み」なのだなあって思うのでした。

確かに、いろんなケースの人(患者)が来ます。

「ドクが戻って来た!」といううわさを聞きつけて、数十キロを大変な思いをしながらやってくる患者さんの必死さにも、それにきちんと応えようとするハナさんの態度にも感心します。

患者さんがいる間、彼女はほとんどしゃべり続けます。

甲状腺手術をする前からハスキーだった声に磨きがかかって、ドラ声に変わっています。

カラバオ(水牛)の灰皿。懐かしいなあ。もうタバコ吸ってないしなあ。

いつか電話口で「どうしてそんなおかしなしゃべり方をするんだ!?」と役所の人間に言われて「手術をしてこういう声になったのよ、悪かったわね!ところでそういうあなたの名前はなんて言うの?」と鋭く切り返すハナさんです(笑)

ボーっとなるような暑さの中、ハナさんが食事もとらずに患者を診続けるのは、本当に医者の仕事が好きなんだろうなあって思います。

もっとも彼女は病院で働くつもりは「これっぽっち」も無いそうです。

「ろくでもない薬を患者にいかに沢山売りつける仕事なんてまっぴらよ。そのくせ、どこに行ったって誤診で苦しんでいる患者が沢山いるのよ。私は病院じゃないところで医療をするの」

それでも一人でできる限界は彼女が一番よく知っています。

でもそれでいいと思っているようです。

「そう、人間はいつかは死ぬの。でも少しでも病気を治して人間らしく生きられるようにしたいじゃない」

そのくせマカピーと一緒に海藻ビジネスやったりレストラン経営やったり変な事をやっています。

まだ、どれも大きな成功は無いですが、いろいろやっているうちに「みんなが喜ぶ事業をしてお金を稼ぎたいね!」と話しています。

ともかく、「自分たちが楽しく、やれることをしよう」そう思うのでした。

このキャッサバ・ケーキの箱の側面にかつてマニラで勤務していたDOST(科学技術省)のマークがありました!

夜の山道をバイクで走りながらも「いつかこんな夜道をバイクで通っていた事をしていたって思い出す日が来るかしら?」なんて想像してい診るのも悪くないですね(笑)。

マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。4日連続のクリニックはちょっと疲れた!




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マカピー
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