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頼ってもいいんじゃない? マカピーな日々#0877
マカピーです。
考えてみると、マカピーはこれまで誰かに頼って生きてきたと思うのです。
もちろん、「ほしい、欲しい!」「ちょうだい、頂戴!」と言って、周囲の誰かに無心(おねだり)してきたわけではありません。
それでも、「誰かのお陰で今の自分があるんだ」なあって感じる事があるんです。
それは自分の息子の世代を見ていて、「もっと誰かに頼ったらいいのに!」って思う事が多いからです。
それはマカピーが「簡単に答えに辿り着こう」としているからではありません。
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マカピーが若い頃も、「金なし」「コネなし」「彼女なし」の三拍子が仲間内では「普通」でしたから、友達の下宿の4畳半で酒を飲みながらワイワイやっていると、当然将来についての「不安」が出てくるのでした。
「オレは親と約束してきたから、東京の学校が終わったら郷里に帰って就職するんだ」
「ウチは親がいないから、もう戻るところが無いんだ。ともかく東京で生きてゆくよ」
それぞれの家庭事情がありました。
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「田舎に帰ったら結婚するって、じゃあ今付き合っている彼女どうすんだ?卒業してオサラバかい?」
「だから、悩んでるんだよ!彼女だって東京だったら一緒に暮らせるけど、オレの郷里には行けないって言ってんだからさ!」
「ぜいたくな悩みだなあ。オレなんてまだ彼女がいないのに!」
「オマエはうるさい、黙ってろ!」
安酒での夕べはこうして更けてゆくのでした!
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そんな中で、二つ年長のオオマエさんは悪酔いしたのか周囲に嫌味を言い始めたのでした。
オオマエ:「なあマカピーよ。お前海外に行って仕事してえとか言ってたよなあ?」
マカピー:「はい、まだ具体的には何をするとかはないんですけど。とりあえずそのつもりです」
オオマエ:「バッカじゃねえのか!ここにいる連中でまともな仕事に就ける奴なんかいねんだよ。オレたちに金持ちの親がいるか?それともコネがあるか?」
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マカピー:「ないですけど、金はこれから自分で稼ぐもんでしょう?」
オオマエ:「甘いなー。世の中のおいしい仕事は家柄が良かったり、金持ちのエリート連中が押さえてしまっていてオレたちのところには回ってこないの。お前の言う努力なんて無駄なんだよ!お前は学校へ行っていてそんなことも分からないのか?」
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今考えると、その晩のオオマエさんは荒れて他の人にも食ってかかっていたのは、就職活動が上手く行ってなかったからかもしれません。
そんなこともあって、マカピーはともかく「どこかに行かなくちゃ」といういわば強迫観念みたいなものに突き動かされて、学校を一年休学して酪農実習で米国アイオワ州に行ったのだと思います。
その後、帰国復学して卒業するのですが殆どのクラスメートは卒業して就職していました。
おそらく、そのあたりからマカピーの路線は「一般的」でなくなっていったのでしょうね。
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その後もいろいろな経験をする中で沢山の人に支えてもらった事は忘れらません。そして感謝しています。
学校を一年休学させてくれた親がいます。
アイオワの農場でたいして戦力にならないマカピーを家族の一員として接してくれたホストファミリーがいました。
その後も、協力隊でマレーシアに行っても沢山地元の人に助けられました。
バックパッカーの一人旅をしていても、温かくもてなしてくれる人に助けられました。
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誰もが最初から「銀の匙」を持って生まれてきたわけではありません。
でも、広い世の中で頼れば助けてくれる人がいます。
困っている若者や悩んでいる人も、そうした「オファー」を頼ってもいいんじゃないかなあ?
人生の先輩だったり、経営者だったりすると「いろいろな経験」をするものです。若い人にはそのエッセンスに触れる機会を沢山持ってもらいたいなあ。
近道を探す「攻略本」的な利用の仕方もあるかも知れませんが、マカピーはそれを薦めません。
同じ世代の人たちばかりと会話をするのではなく、広い世代と付き合いながら、沢山のヒントを掴んだらいいと思うんです。
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昔の門弟や書生さんは、家で住まわせてもらいお手伝いをしながら学んだと言われています。
今はそんなことないでしょうけど、もっとフランクに「教えてください」って尋ねたら断る人は少ないんじゃないかなあ。
もっともっと世代間の交流が進むことになったらいいのになあ!
マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。果たして青春の一コマってやつだったのかな?
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