ダイバーシティーってこと? マカピーの日々#977
マカピーです。埼玉県北東部に住んでます!
冬至を過ぎてもすぐに日は長くならないんですよね。
一般教養的に「一番寒い月といえば2月」頃ですよね。
だから12月がこんなに寒いという事は「更に寒くなりそう」という推測になるのですが、果たしてどうなるでしょう。
どうにも寒いので、来年1月の半ばにボルネオ島北部マレーシア国サバ州に戻るって言うのは正解かもね(笑)
そのボルネオ島って、山岳地帯をのぞいてはほぼ低緯度の熱帯です。
ジャングルをイメージされている方は、残念ながらそのようなところは少ないというしかありません。ごめんなさい。
それから日本のように「冬に日が短くなり夏に日が長くなる」ような年較差というのが殆ど無いんです。
何のことか分かりますか?
つまり朝6時くらいに明るくなり、夕方6時ころになると暗くなるパターンしかないんです。
それって変化が無いから「飽きる」という日本人もいますが、地元の人はその事を何とも思っていません。
って言うか、生まれ育った場所の季節感というのは、当然ながら皆さんそれぞれ違うんですよね。
つまりはそれが「普通」なんです。
例えば逆に、日本より更に北緯が高くなる地域ではお日様が殆ど地平線から上らずボンヤリと明るい「白夜」が発生する事を知っている方が多いと思います。
これって地球の自転と、地球が太陽の周りを回る公転との関係で日長差がうまれ季節が出来るわけですけど、温度などの気象条件は光よりゆっくり変化するので日長よりも遅れます。
冬至のある12月よりも2月あたりが一番寒くなるのはそういう事なんですよね。
って、科学的なお話をしてしまいましたが、頭で知っていても実際に経験するとその違いにビックリしますよ!
マカピーも青年海外協力隊(JOCV)でサバに2年間暮らしてみて分かったんです。
「なるほど熱帯ってずーっと暑いんだ!」
お前はアホか、と言われそうですね。
夏至の頃でもお正月の頃でも相変わらず暑いし、日の長さも変わらないというのは正直なところ「衝撃的」でした。
一年中熱いから『熱帯』って言うのが体験で分かったという事です。
おかしな話かもしれませんが日本では夜の最低気温が25℃を上回ると「熱帯夜」って言いますが、熱帯地方では決して「Toropical Night」とは言いません。
それから気温に関しては意外かもしれませんが、砂漠のように50℃近くなったり日本の夏のように湿度が高くなる猛暑になる事もありません。
おおよそ最高気温33℃くらい、最低気温25℃くらいでずーっと安定しているんです。
だから植物も良く育ち、樹木も年輪が発生することなく大きくなります。(雨季乾季がはっきり分かれると成長速度が変化して年輪ができることがあります)
一般的には東南アジアではモンスーンの影響があると季節風の影響で雨季と乾季がはっきり分かれる事もあるのですが、ボルネオ島北部ではそれほどはっきりした変化はありません。
というわけで、ボルネオの気候って高温で変化が少ないので、一部の人には面白みがないと感じるかも知れませんが、そこに住み慣れた人たちや動植物にとってはこの気候こそが一番適しているんでしょうね。
ということで、世の中多様性があるってことで「ダイバーシティ」の話でした。
だって世界どこへ行っても同じだったら面白くないじゃないですか!
日本に行けば「日本らしいなあ」と感じ、マレーシアに行けば「やっぱここに来るとホッとするなあ」って思えるってところが肝です。
違った環境で育った人が、お互いを尊重しあって新しい世界を切り開くのが「ダイバーシティー」の意味なんです。
インターネット時代となり、肌の色、宗教、言語、気候、政治体制が違ってもそれらが障害にならない世界が生まれつつあるのだと思うのです。
マカピーはアナログ人間なので、後は若い世代に「よろしくね」ってバトンタッチしまーす。
マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。日本を飛び出して分かった事があった!
もしもサポートいただければとても嬉しいです。そのサポートは感謝のバトンタッチとして使わせていただきます!