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半年前のルーチンさえ忘れても マカピーな日々#0717

マカピーです。

7か月前まで住んでいたのに、日本の自宅に戻ってのルーチンワークがぎこちない!

あれ、この洗濯した衣類はどこに仕舞うんだっけ?

このスプーンは、こっちの引き出しだっけ?

このマグカップは・・・

ヤバー、マカピーは殆ど忘れている自分に愕然としました。

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当然、背後から容赦ないマカピー妻の「一体、どうしちゃったの?」とせっつく声がします。


さすがに2日目になると、朝食の準備なども次第に思い出すことが出来ました。ヤレヤレ。

当然ながら自宅となると、先日までいたダーバンの借家(離れのコテージ)とは守備範囲も変わるし、自分をそれに合わせるのに時間がかかるのでした。

帰国すると、あれこれとマカピー妻の家の「修理リスト」をこなすために棚の上の工具箱をあまりの重さに降ろし損ね落下させてしまったのでした。

「あの箱、あんなに重かったかしら?」

家の前にある小さな庭も昨年夏から、殆ど手入れがされていない状態が一目でわかりました。(近所の人が伸びた雑草を引っこ抜いてくれたそうです)

「庭仕事はアナタの範囲でしょう。私はどれが雑草なのかもわからないのに何をしろって言うのよ!」

そういうマカピー妻ですが、長い付き合いなんだからもう少し覚えてくれてもいいと思うんだけど。

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冬枯れした昨年繁茂したコスモスの太い幹を穴を掘って埋め戻したりムラサキシキブやピラカンサスの木を選定すると結構な運動量で腰が痛くなりました。

それで、思い出したのでした。

そうだ南アのダーバンでハチに刺されたっけ。2回もさされてまいったのでした。

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それでムクゲやアジサイにハチたちが巣を作ったのを知らず、茂みの中に手を入れて刺されたことを思い出したのでした。

また、今年もそうした季節が来るのかと思うと例の「アナフィラキシー症状」になるのを怖がっているマカピーがいることに気づきました。

実は皆さん、こんな民間治療薬って知ってますか?

「ムカデ油」というムカデを見つけたら、食用油の入った小さな瓶に入れて死にます。更にそのまま数か月置いておくと虫刺されやハチ刺されに非常によく効く薬となるのでした。

ただ、とんでもない臭いのですが、効果抜群なのです。

実は3週間ほど前にハチに刺された場所でカバーシートを片付けていたファイズさんがマカピーを呼びつけました。

ファイズさん:「マカピー、そこを見てごらん。足の多い虫がいるでしょう!?」

マカピー:「ムカデ(Centipides)だね。一匹だけ?」

マカピーはフッとこれで「ムカデ油を作っておけば、次にハチ刺されがあってもこれで対応できるぞ」と喜んだのでした。

早速、ムカデの頭を潰して動けないようにしておいてから、空のペットボトルに入れて「油を入れる」準備をしていて気が付いたのです。

後10日で帰国するのに、マカピーがその効果を見せるチャンスはありません。それから、地元では誰も「ムカデ油」を知らないから、ちゃんとその効果を見せてあげないと信用されません。

ファイズさんも「アーユルヴェーダ」を多少は知っていましたが、「ムカデ油」は知りませんでした!

困った、ムカデ油を作ってもだれも使用する人がいないぞ。

で、とりあえず自宅に持ち帰り、庭師のモーゼスさん説明したら使ってくれるだろうと想像していると、何とモーゼスさんが休暇を取っていて、マカピーの帰国まで会えずじまいとなることが分かりました。

「じゃあせっかく採ってきた、ムカデが無駄になってしまう」

そこで冷蔵庫にあった小さな調味料の瓶をきれいに洗い、そこに食用油とムカデを入れて、荷物の中に紛らわせて日本まで持ってきてしまいました。

今日一日遅れでクロネコ便が到着しました。きちんと瓶も割れずに密輸?できました。

果たしてこの薬が活躍するチャンスがあるでしょうか?

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マカピーの住んでいるところから、茨城県の筑波山が見えます。

あそこには「四六のガマ」というのがいてその油から「ガマ油」という薬が売られたとされています。

ね、こんなのも「バーム」として売っているのだから「ムカデ油」も昇格させて一般に売買が出来てもいいだろう、と思うくらい良く効くのでした。

(市販はしていませーん)

実際マカピーは自作の「ムカデ油」を試したことがあるから納得できたんです。

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そうするとちゃんと覚えているんですね、自分から行動して経験すると!

掃除や片付けなどは簡単に忘れるのに、興味があるとしっかり覚えているものですね。人間の習性とは面白いと思ったのですが、中にはそうは思わない人がいます。

マカピー妻:「アナタは真剣に覚えようとしないから、いつまでもワタシの指示待ちになっちゃうのよ!口先ばかりで本気の反省が足らないのよね」

マカピーでした。

最後までお読みいただき感謝します。「蝶のように舞いハチのように刺す」モハメド・アリ




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