セーフティーネットが必要じゃよ!マカピーな日々#0880
マカピーです。
バブル経済が崩壊し格差社会となったと言われて久しいですね。
かつて日本はソ連(現ロシア)からも「最も成功した社会主義国」と言われたのは、米国の大会社社長と従業員における給与格差が数百倍違っても日本ではそれが数倍程度というものだったからです。
もちろん、それはソフトバンクの孫社長やファーストリテイリングの柳井社長の名前がポピュラーになる前の時代です。
預金をしておくだけで年利5バーセント以上の利子がつくし、財テクと呼ばれた貯蓄も投資も順調でした。
将来的な老後の心配が少なく「1億総中流意識」(全人口が中流層であるという意識)があるって言われたんですから「平和」でした。
まさしく「今や昔の物語・・・」ですが、誰もが浮かれていたバブル経済はいともたやすくはじけてしまい、高級志向から一転し内向きな経済展開が始まり長ーい「日本だけ取り残され状態」となりました。
少子高齢化は人口統計学的に第2次ベビーブームが過ぎてその危機を言われていていたにもかかわらず、政府は対処を先送りにしてきたツケがここにハッキリしてきたのでした。
(noterの福島さんも指摘していましたが、為政者は「少子高齢化」という言葉でマイナスイメージにし手を付けられない「悪者」扱いしているように思います)
そしてリーマンショックを受けたあとで、東日本大震災、日産がルノー傘下に入り、シャープが売られ、東芝が解体してしまったのはついこの間の事です。(その後日産の三菱自動車買収のあとゴーン社長の逃亡事件も発生していますね)
以上が簡単なマカピーのバブル経済頃から現在までの日本経済の動きに関する記憶です。
もちろん、それ以外にだって数えきれないほど沢山の事件が日々発生しています。そしてマカピー自身もその波にもまれここまで生きてきたわけです。
で、そしてこれからどうなるのか?
いろいろ憶測が飛び交い、知らないうちに周囲には沢山のキーワードが溢れかえっています。
「円安下での金儲けはこうする!」
「今がビジネスを仕込む絶好のチャンス」
「今後年金受給はこうなる!」
「仮想通過の取引で爆儲け」
「やっぱりFIRE(早期退職)をしよう」
・・・・・・
何だか、刺激的な情報があふれていて疲れるんですよね。
それで思い出したのですが、もう一年以上も前に、大宮駅前のインターネットカフェで若い女性の従業員を監禁して立てこもった男性が32時間後に逮捕された事件を見た時の感想です。
マカピーは事件そのものよりも、その事件をテレビで傍観している人たちの経済状態が相当厳しいのではないかなあって考えたのでした。
つまり、ちょっとでもバランスを崩すと立てこもり事件になる可能性があり、「一生を棒に振る」危険性を感じている人もいるかと思ったのです。
そしてか、ろうじて今日一日を何とか生き延びようってもがいている人もいるはずです。
単純に考えてみても、日本に住んでいながら、それっておかしくない?
生活困窮者救済のための、頼れるセイフティネット機能が作動していないのです。
「働かざるもの食うべからず」「死ぬまで働け」と政府の尻馬に乗ってマスコミも寄ってたかって「勝者の理論」を振りかざします。
いつ何時、自分がそちら側に転落する危険性があるにもかかわらず、セイフティネットをきちんと整備しないのは、まさしく政治の怠慢なのです。
きっと弱者救済も老人を敬わない国は早晩が滅んでしまう事でしょう。
義を見てせざるは勇無きなり!
マカピー達はそう教わりながらも、その一方で「長い物には巻かれよ」的な世界も見てきました。
地殻変動的な事は必ず起こるでしょう。
例えばある日突然、日本がどこかの国に侵攻され、あれよあれよという間に併合されてしまったらどうなるんでしょう?
想像してみましょうよ!
政治家の中でもマンガの好きな人はいますけど、案外簡単に日本が侵略されたりその後の一般市民生活がどんなふうに変わるか想像力が不足してるんでしょうね。
そういった意味でもマカピーは地球が異星人に制覇されてしまった世界を描いている「銀魂」が好きです!(笑)
バカバカしさに、思いっきり笑いたくなる事ってありますよね。
マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。そう、今日は敬老の日じゃよ!