ここでキャンプファイアー? マカピーの日々 #1325
マカピーです。
マカピーも資金調達手段を勉強する必要があるようです。
帰国してから再会したアキオが言うのでした。
「オレさマカピーのマレーシアでの仕事を見させてもらって思ったんだ。もっとスピードを上げないとチャンスを失っちゃうってね。その事業を進めるには積極的に金を集めるしかない!」
「ありがとう。実はそうなんだ自己資金投入には限界あるし、このままでは家庭問題が大きくなるばかりなんだ」
「オレは会社でクラウドファンディングやった経験があるんだ」
「え、あの上場企業がクラファンするってどういう事?」
「まあ、試しにどんなものかやってみたらさ、逆に金が集まりすぎて困ったよ」
「は、それってどういうこと?」
「だから『キャンプファイヤー』とかで目標額設定して、ファンディングに参加してくれた人にうちの会社の商品をプレゼントしたんだ。大口には特別サービスを提供したんだ。もともとうちの商品にはファンがいたんで直ぐにお金が集まっちゃったんだ」
「宣伝効果があったという事だね。アキオの会社はまさしくそんな会社だから面白い実験だったんだね。じゃあマカピーの事業だったらどんな風にしてクラファンするのかな?」
「例えば、ハマナスレストランでの豪華ディナー!招待とか?」
「そんなもの無いよ!それにマレーシアまで来る人がいるかい?」
「いいんだよ(笑)。今あるアイテムを組み合わせて提供すれば!どうして資金が必要でその夢をかなえたいって思っている人って案外いるもんなんだよ!」
「フーン、そういうものなの?」
「まあ調べて見ろよ。どうやってクラファンするのか分かるからさ」
その話からしばらくして、マカピーは郷里の群馬に帰って幼なじみのシゲちゃんが幹事の中学校の忘年会に出席したんです。
14名ほどの集まりでしたが、久々に会う級友たちの席を回り話をしていたら最近250ccオートバイを購入して乗り回しているというサシとオートバイ談義をしたのはマカピーも650㏄バイクに乗っていたからでした。
それから、マカピーが今やっている事業について話しました。
サシは銀行関連会社で働いているので経営的なアドバイスをしてくれるのでした。
彼はマカピーのレストラン事業じゃなく本来の農業部門の将来性について興味を持って色々提案してくれたのです。
「マカピー、もう自己資金じゃやって行けないのだったら、クラファンやるんだよ!」
あれ、その話って先日アキオから聞いたぞ。
「じゃあファンディングしてくれた人に、何を渡す?例えばまだ作ってないけどその作物から作った100%自然な石鹸とか?」
「そうそう、その成分の入った化粧水スプレーなんかもいけると思うよ」
「まだ、そんな製品作ってないんだけど?」
「でも、いずれは作りたいんだろう? 最初はプロトタイプのものを作っておけばいいじゃないか!」
「ふーん。クラファンて結構普通にやるもんなんだ?」
「だって、マカピーは自己資金が尽きてるっていうじゃないか。闇金のようなところから借りるわけに行かないんだろう? そしたらクラファンを試してみる価値があると思わないか?」
「そうか、ありがとう」
はてさて、マカピーの資金集めはこれからどうなるかしら?
ストーリーも必要だし、設備投資への具体的なプランも立案する必要があるなあ。
事業が海外であるところがネックになるかもしれないなあ。
それでも、マカピーはクラファンをいろいろ調べてみる事にしました!
マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。可能性を活かすために!