カチカチって、その音聞いたことあるぞ!マカピーの日々#0996
マカピーです。
カチカチという乾いた衝撃音を聞いた時にマカピーの耳がピクッっと動いたのでした。
それは一昨日の事でした。
コタキナバルから7㎞程離れたInanam(イナナム)の街のモールでその音の発生場所を確認すると父親に手を引かれた小さな子供が手に二つのボールをぶら下げていたのでした!
あらら、アメリカンクラッカーって久々に見たぞ!
更に昨日も見て、今日は市内のガヤ通りの日曜市場でも売っているのを見かけました。
虎やワニの乾燥陰茎など漢方薬らしきものを売っているテーブルの隅に置いてあった物を指して、30歳代と思しき男性が「これいくら?」「15リンギ(約450円)」「じゃあ、貰うよ」と買って行ったのでした。
彼の子供が遊ぶのかしら?
マカピー:「へー、今この玩具が流行ってるんだ!?」
若い店番:「うん、あんな風に日にいくつか売れるんだよ」
マカピー:「ボクも子供のころやったよ」
年配店番:「そうなんだ、まったくのリバイバルなんだ」
そうです、マカピーが子供の頃に爆発的に流行ったけど、上下の連続打が続かないと腕に固いボールが当たりとても痛かった。
みんな、うっ血のアザを気にせずに夢中になっていたのですから一体何が面白かったのか今となっては不思議に思うのでした。
それでも、あのカチカチって言う音は遠くからも判別できるものでサンデーマーケットの雑踏の中でも子供が数人やっていましたね!
昔の大流行では事故があって下火になったとの事ですが、その後
「安全」なアメリカンクラッカーというボールが紐でなく、プラスチックの固定式のものがありましたが、経験者から言わせると「バカにしてんのか?」って言うくらいの代物でした。
まさか、ここに来てまたアメリカンクラッカーというレトロな玩具が復活の兆しがあるとはねえ!
痛い玩具ではないのですが、ブルース・リー主演のカンフー映画が流行ると『ヌンチャク』が若者の間で人気となりました。
ところが、これは武術の道具ですから正式に買うと高い。
そこで苦心して自作するのでしたが、硬くて粘りのある適当な素材がなかなか見つからないのでしたが、農業に使う鍬(くわ)の柄がかなり良さそうだという事に気付いた若者がいたのです。
そしたら、ある農業高校では実習用の鍬(くわ)の柄が取り外されて、ヌンチャクに流用されたというニュースがありました。
プラスチック製のヌンチャクもありましたが、鎖で連結された二つの棒を操るのはなかなかできる技ではありません。
妙技を披露できるまでは皆さん相当痛い思いをしてきたはずです。
マカピーなんて痛いのが嫌いだったから、近寄らないようにしていました。
そう、自傷行為ではないのですが、いろいろなスポーツをしていても「ランナーズハイ」状態になるのか痛みをさほど感じないでプレイを続行するケースがあります。
マカピーはバレーボールをやっていたのですが、フライングレシーブなどをしてかなり高い位置から床に着地するのです。
そうすると運悪くろっ骨にひびが入っているんだけど、知らないでそのまま試合していたりする選手がいました。
マカピー長男はラグビーをやっていました。(まだやってるかも?)
英国ブライトンのチームで年配者も含めて和気あいあいやっていたのだそうですが、そんな中に学校卒業直後のバリバリの青年が来ると、手加減しない無茶苦茶なコンタクトがあるのだそうです。
翌日仕事があるんだけどなー!(マカピー長男はイラストレーターをしていました)
時々、タックルで頬がスッパリと裂けているようなホラーじみた写真が送られてくることがありました。
彼は2度ほど気が付いたら病院だったこともあるそうです。ヤレヤレ
マカピー三男はバスケットボールの試合で右肩を脱臼したけれど、次の試合も交代選手がいないので片手でプレイしていたら左肩も脱臼してしまったそうです。
試合から帰って来た三男を迎えに行くと、肩を吊っているので尋ねると「脱臼しちゃった」というので「これで二回目だっけ?」「あ、それはこっち側。両肩を吊るわけに行かないから片方だけにしたんだ」「え、両肩脱臼したんだ?」「そう。次の試合で反対側も外れるとは思わなかったよ」「アホかお前は!」
アメリカンクラッカーやヌンチャクで自分の体を痛めつけてもやり続けたくなる心境というかメンタルはスポーツにも共通するものなのかしら?
うーん、分からない!
マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。慣れで痛みは軽減できる?