プアサが始まったよ マカピーの日々 #1396
マカピーです。
マレイシアでの断食月(ラマダーン又はマレー語でプアサ)が3月12日から始まりました。
マカピーはムスリムではないのでそれに従う必要はありません。
それでも、よくよく考えて見ると最近のマカピーの食生活って「空腹」を目指す1日2食以下なんです。
空腹がもたらす免疫力増加は南雲吉則医師が以前から提唱されているもので、マカピーのライフスタイルに合っているようです。
実は南雲先生って子供の頃群馬にいらしたようなんです。
彼のお父上もお医者さんでマカピー母も実際に診てもらいお世話になったと聞きました。
しかも篤志家でもあった南雲医師は地元小学校に沢山の図書を寄付されて「南雲文庫」があったと言うことでした。
そうそう南雲吉則医師って、空腹健康法で見た目がとても若い方で、特にお勧めする「ゴボウ茶」でも有名な方ですね(笑)
マカピーもその著書に触発されスーパーで泥付きゴボウを買って来ては自家製ゴボウ茶を作っていた時期がありました。
カンボジアでもイオンモールへ行って買い求めて来ては、ピーラーで薄くしたゴボウを乾燥させて、それをフライパンで煎るだけなんで簡単なんですが我が家でこれを飲むのはマカピーだけという人気の無さでした。
ヤレヤレ
ゴボウの持つサポニン効果をねらったのですが、当時3食お酒も毎日のように飲んでいたマカピーの体重は全然減りませんでしたがね(笑)
確かに現代人は不必要に食べすぎているんですね。
ですから1日16時間も胃を休ませる空腹健康法をすれば、つまりはプアサしているのと大して違わないと思いませんか?
もちろんラマダーンと健康法としての断食では意味が違います。
ムスリムにとっては一ヶ月間は日中の飲食を摂らない生活となりますが、月経、妊娠、授乳中の人、病人、旅行中の人などが除外されるそうです。
つまりは考えようでは沢山の逃げ道ありそうですよね。
でもムスリム達は、プアサ期間中に何らかの理由で出来なかった断食を後日自主的にやっている方をよく見かけます。
それは一神教での「神と個人の約束事」なんですよね。
誰が見ているからとかは関係ないのです。
もちろん若い人や肉体労働者にとってはこのラマダーンは厳しいものがあります。
イスラーム発祥の地である中東砂漠地帯もそうですが、東南アジアの熱帯地方で炎天下に働くのは相当きつい事です。
イエメンの首都サナアに暮らした際は、ラマダーン期間中の営業時間が極端に短く、銀行など1時間しか窓口業務をしないんです!
また住宅建設の労働者は夜中にサーチライトをつけて作業していましたが、日中の街からは人影やクルマが消えてゴーストタウンのようでした!
マカピーが最初にマレイシアに青年海外協力隊(JOCV 現JICA協力隊)でマレイシアに来た当時、着任したのは都会の州都コタキナバルではなくそこから更に北へ170キロいったボルネオ島最北端のクダットの村でした。
そこの村人ってカダザン系ルングス族だったので殆どの住民がクリスチャンだったのでした。
ちなみに地元経済を握っている中華系マレイシア人も殆どがクリスチャンですが、フィリピン系住民の多くはスルー族だったりしてムスリムでした。
2年間の2回のプアサがありましたが、マカピーは初期に断食の真似事をしましたが、大して続けもしないで元の食生活に戻ったのでした。
ところが同期隊員でも半島マレーシア側のガチガチのムスリム社会に着任した人は、半ば自主的に、半ば強制的にプアサを実行したと聞きます。
確かに農業施設や学校の教師など沢山の同僚の目が気になりとても自分1人だけ昼食をとる雰囲気ではなかったそうです。
もっとも同僚からは「あなたはムスリムではないから飲食は問題ないわよ」って言われても多くの人がプアサに挑戦したそうです。
人それぞれの断食があったのですね(笑)
マカピーでした。
最後までお読み頂きありがとうございます! ラマダーン・カリーム