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私の天職活動②:大企業から「7つの習慣」の会社に大転職。後悔なんて一度もなかった。
天職活動に、実りはある
世の中に溢れかえる天職に関する書籍や記事の多さが、多くの人の「天職を手にしたい」という願望や渇望の大きさを証明しています。しかし、そこで謳われている理論や考え方、行動に時間を投資することに、実りはあるのでしょうか?
私自身、その活動に時間やお金、労力を投じてきた一人として、「実りはある」と断言できます。
数回に渡り、私個人の天職活動をご紹介します。暑くるしく感じられる部分もあるかもしれませんが、誰かの役に立てればと願い、恥を忍んで、胸を張って、シェアしていきます。
心の声に従うという決断は、正しかった
2005年2月に「7つの習慣の会社」(フランクリン・コヴィー・ジャパン社)に入社してからの7年半、教育研修の営業として、あるいは研修プログラムの開発者として、私は仕事に没頭しました。
グループ全体で10万人以上の社員を抱える日本の大企業から、社員数が合計30人にも満たない外資系の教育研修会社に身を転じたわけですから、密な人間関係や働き方の違いに戸惑うことは多々ありました。
しかし、自分に影響を与えてくれた考え方を世の中に拡めることを仕事にできる喜びは、いかなる辛い経験にも勝りました。自分のビジネスパーソンとしての未熟さによる葛藤を抱えながらも、とても幸せな7年半を過ごすことができたのです。
新卒1年目に、心の声に従って転職した決断は、正しかったのでしょうか?
はい、一点の曇りも疑いも偽りもなく、「間違いなく正しい決断でした」と断言できます。今この瞬間まで、あの決断を後悔したことは一度たりともありません。
コヴィー博士のテーマ:ボイス(=心の声)に耳を傾け、ボイスを燃やし続ける
フランクリン・コヴィー・ジャパン社に入社して初めて知ったのですが、当時コヴィー博士の「第8の習慣」が出版されたばかりでした。その書籍のメインテーマは、「ボイス(=心の声)に耳を傾け、それを燃やし続ける」「他者が同様にボイスを見つけられるように支援する」というもの。
私は驚きました。それはまさに、私が同社に転職した理由、そして転職後に仕事として行っていた活動そのものだったからです。強い縁を感じます。
榎本 英剛さんの「純粋意欲」という考え方
コヴィー博士のボイスと同じような考え方に、「純粋意欲」と呼ばれるものがあります。日本のおけるコーチングの第一人者でありCTI JAPANの創設者である榎本 英剛さんが提唱している考え方です。これは、天職活動を行う上で非常にパワフルなコアとなる考え方ですので、少し詳しく説明させてください。
榎本さんはご自身の著書の中で、純粋意欲について次のように語っています。
なぜだかわからないけれど、とにかくそれがやりたい。他人が何と言おうとも、それがやりたい。そういうのが純粋意欲です。何か別の目的を達成するための手段として、それをやろうとするのではなく、それをやること自体がすでに目的になっているような意欲です。
純粋意欲とは本来、無視できないほど強いものです。
しかし、常識、自尊心、名誉、名声、目に見える物理的な見返り、プライド、後ろめたさ、怖さなど、様々なプレッシャーから、私を含め多くの人が純粋意欲から目をそむけ、それを押し殺す選択を、キャリア構築の途中で行ってきています。そしてそれは、誰にも責められることではありません。
一方、「充足感」のあるキャリアを築きたいのであれば、純粋意欲を見出し、それを天職活動のコアにするように舵を切る必要があるのです。
バラバラな経験が一つに吸い寄せられる
不思議なことに、私たちがひとたび心の声(ボイス、純粋意欲)に従って行動し始めると、人生のあちこちで起きたバラバラな経験たちが価値あるものに姿を変えて、磁石に吸い寄せられるように目の前に集まってくるように感じるのです。
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