察してよ、いろいろと。
いつも楽しく可愛らしい作品を見せてくれる
娯楽ないみさんの投稿です
身に染みて分かりすぎて笑ってしまいました
先日来からの読書で
少しAIの話が書いてありました
例えばAIのロボット医師ができたとします
理論的には人間の医師よりも
すばやく正確な診断を下すはずです
たくさんの症例の詳細なデータが
蓄積されていて
目の前の患者の症状や状況から診断をして
治療法を導き出す…
それが瞬時にできたりすると思います
でも人間の医師がしている事は
それだけではないと思います
話し方や目の動きや何気ない所作で
いろいろな情報を受け取って
様々な判断をしているはずです
曖昧なものを察したり考慮に入れたり
そんな事をしていると思います
それが今現在のAIでは
まだできない事の1つではないでしょうか?
お店の自動支払い機やセルフレジは
ないみさんの漫画にあるように
情け容赦がありません
人間なら黙って待っているような事を
まさに〝機械的に〟ポンポン言って来ます
早く金入れろ!
これで精算するのか?
おつりの小銭取りな〜!
お札取りな〜!
レシート忘れるな!
……と
生身の人間なら本当に失礼な奴ですよね
でもでもふと思った事があります
察する事や行間を読む事
そんな〝人間的な事〟ができていますか?
単純に〝鈍感な人〟とかいう話でもなく
動物的な勘とか
だんだんと失われていっている気もします
察する事ができない人
読解力が無く行間が読めない人
増えているような気がします
結婚相手や進学や就職や子育てさえも
データを参考にするのではなく
データによって判断が下され決めるという
そういう形が〝正解〟とされるように
なって行く気がします
AIを人間に近づける前に
人間がAIに歩み寄って行くのでは?
私は生身の人間のままで良いです
〝頑張ってやってんだから黙ってて!〟
とか呟きながら
自動支払い機の前でたたずんでいる
オバチャンで結構です