【エッセイ】豊かさとは:何が一番大切かを決められること
豊かさって何だろう。
それは成長の過程で変化するものだったなぁって、今思い返すと実感します。
でも、振り返ると、あまり軸はブレてないかも。
それは『何が一番大切か決められること』
人生において、自分が幸せな気持ちでないと、せっかくこの世の中に生まれてきた命。
謳歌したいと思う。
物心ついた頃から、ピアノが、音楽が好きだった。
よくトイレにこもって歌ってた記憶が笑
響いて、なんだか気持ち良いんですよね♫
小学生になって、自分で何かしらできるようになったら、いつのまにか、CDに自分の声を録音して、宣材写真を撮影して、オーディションに応募してました。
昔からイケイケどんどん。
怖いもの知らず。
その時オーディションの返事はなんの音沙汰なく。
中学生になって、高校受験の時。わたしには学びたいこと、行きたい高校があった。
英語がすごく好きで、喋るのも好きで、もっももっと、英語でいろんな人とコミニケーション取りたいと思ってました。
京都でも公立で偏差値の高い3本の指に入る高校入試に挑戦。
その頃は『チャレンジすることが大事』って思ってました。
高校生になって、英語三昧の毎日。
中学生時代ずっと成績優秀だった私は初めて挫折を味わいます。
成績優秀な同級生の集まりだから、優秀な人が多く、成績は半ばくらい。
ずっと勉強してきた気持ちもひゅーんと落ちて、あまり勉強する気にもなれず。
大学受験は周りが国立志望のため、私も国立志望。
1度目の受験は落ちちゃいます。
浪人生へ。
毎日塾に通い、勉強。
1年後、関関同立と言われる私学へ受かり、無事入学。一度は挫折したのですが、もう一度自分を取り戻すことができました。
このとき思ったことは『努力すれば夢は叶う』ということ。
よく努力しても夢は叶わないという人がいました。
私はその考えがあまり好きじゃなかったなぁ。
そんなこと言ったらチャレンジすることも否定していまいそうで。
そこから、4年間。
英語の授業の多い学科だったので、学生生活を楽しんでいました。
大学3年生のときに留学&アイドルとしてデビューを経験します。
この組み合わせおかしいけど笑笑
『好きなこと、やりたいことって形になるんだ』そのときはこんなふうに思ってましたね。
小さな夢でも、ずっと願い続けて、チャレンジすればちゃんと掴めるものなのだと。
しかし2つ目の挫折を味わいます。
大学卒業後も芸能の道に進みたかった。
けど親の猛反対を受けます。
そりゃ、ちゃんとした大学行ってて、浪人までしたのに、芸能の道に行くって言ったら心配するよね💦
しかも芸能界ってブラックなところも多いから。。
それは薄々感じてました。
一緒にお仕事していた人もまっさらなホワイトではないと。
そこで、急遽就職活動をし、ご縁があって、楽天という会社へ。
初めて配属されたのは広告事業でした。
これも今になるとご縁だなと感じる部分が沢山ありますが、素晴らしい人たちに囲まれ、若いうちから仕事ができる、そんな環境でした。
しかしここでまた、挫折3回目を味わいます。
自分が正しいと思ってしてることが、ビジネス的には良く思われなかった、ということ。
あるあるだとおもうんですけど、私やりたいことをやってきて、形にしてきた自負があるので、自分に自信があったんですね。
報告連絡相談なんて全然しなかったし、一匹狼的な感じで始めの頃からひとりで営業行ったりしてました。
先輩たちは不安になり、注意を受けることも多々ありました。
今から思うとその時期を経験しててほんと良かったなって思うんですけど、そのときは『なんやねん』って思ってましたね笑
そこから、自分と向き合って。
至らないところを改善して。
会社というもの、社会というものを学び。
自分が居心地のよい環境を自分で作る。
『自分の居場所は自分で作る』
これはある先輩に言われた言葉でずっと心に残ってる言葉ですが、ほんとうにそうだなって。
そこから、営業成績を何ヶ月も継続して達成させることができ社内で賞をいただくまでに成長しました。
1人の力よりも、協力したほうがよいことも。
1人で体験するよりもみんなで体験することのほうが楽しいことも。
このとき経験したのでした。
そして、今。
私はおもてなしスイーツ協会代表として、スイーツメニューの開発からフラワーケーキデコレーションのレッスン、販売にいたるまで。五感スイーツアーティストとして、曲のイメージに合わせて日本酒とスイーツペアリングで曲を聴いていただくスタイルでイベントを行なっています。
プライベートでは、大切な人と、大切な時間を過ごし、愛情を持って伝える、共有するということを軸にして毎日を過ごしています。
振り返ると物事には意味のないことなんてなく。
出会いは必然で偶然ではない。
その時々で自分にとって最善で最良の選択肢ができていること。その選択肢の集合体で自分の人生は作られて、彩られているのだと。
その時々で大切なことを選択できること。
何が一番大切なのかわかること。
それが最大の豊かさなんじゃないかと、今改めて思います。
私は昔からちっとも変わっていません。
『チャレンジすることが大事』だから、どんなことにも恐れずチャレンジするし、
『好きなことやりたいことって形になる』と思ってるから、自分の気持ちに貪欲だし、
『自分の居場所は自分で作る』ものだと思っているので、今クリエイティブなお仕事をしています。
人の出会いも、出来事も。
全てに感謝して、それを総動員して、物事を見ること。
何が一番大切なのか、きちんと選択できるということ。
それがなによりも、豊かさなのではないかと、今深く実感してます。
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