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Amazon Japan面接体験記
数年前、Amazon Japanのデータアナリストポジション(非エンジニア職)のオファーをいただいた時の話を書きたいと思います。
ポジションのレベルはL5だったと思います(新卒はL4)。
色々と考えた結果、オファーは辞退することにしましたが、これがきっかけで外資系に対するイメージが変わり、現職につながりました。
以前は「外資系怖い」、「敷居が高い」と感じていましたが、面接を通じて、「そうでもないかも?」と思うようになりました。
ある意味、「人生を変えた」と言ってもいいかもしれません。
かつての私のように、「外資系とかGAFAとかって自分には縁遠いな~」、と思っている方にとって、より身近な機会だと感じていただければ嬉しいです。
当時の状況
オファーを頂いたのは、未経験から日系大企業(JTC)のデータサイエンティスト(DS)にキャリアチェンジし、1-2年経過した頃でした。
ちょうどJTCの荒波に揉まれ、「DSの仕事、思ってんたんと違う・・・」、「今後のキャリアどうしよう・・・」とキャリア迷子になっていました。
軽い自信喪失状態だったので、GAFAの一角からオファーを頂くことになるとは全く考えていませんでした。
そんなある日、某転職サイトに採用担当の方からメッセージが届いており、
「こんなペーペーDSにスカウトなんて嘘やろ??なんかの間違いじゃないの・・・?」
と驚いたのを覚えています。
おそるおそる返信し、採用担当者からポジションの説明を受けることになりました。
スカウトの理由についても確認したところ、JTCの分析経験だけでなく、その前職のビジネス経験(文系職)も見込んで、お誘いいただいたようでした。
また、英語についても気がかりでした。
これまで英語が話せないどころか、英語を遠ざけて生きてきており、外資系で働くなんて考えたこともありませんでした。
人事担当の方によると、英語の必要性は、部門によるそうで、私が応募した部門では英語が話せなくても問題ないとのことでした。
(ただし、社内ドキュメントは英語なので読めた方がよい)
面接を受けて失うものはありませんし、何より、「JTCでの経験がどのように評価されるのか知りたい」と思い、面接を受けることにしました。
面接の過程
書類選考
人事との面談後、職務経歴書を提出すると、ほどなくして書類選考通過、1次面接の案内がありました。
面接に際して、Amazon採用担当者からは、以下の情報提供を受けました。(WebでAmazon面接体験記を調べると同じような情報が出てきます。)
OLP(Our Leadership Principles)というAmazon独自のリーダーシップの原則に沿った質問がされること、
自分が原則に合うような行動をした時の行動プロセスについて根掘り葉掘り聞かれること、
STAR(状況、タスク、行動、結果)というフレームワークを使って回答することが推奨されていること、
驚くことに、AmazonのホームページにAmazonに合格するために必要なことは大体書いてあります!
また、1次面接では簡単なExcelのスキルチェックがあることを伝えられていました。Pythonコーディングが無かったのは、ビジネスよりのポジションだからだと思います。
1次面接
1次面接は直属の部門長による面接でした。前評判通り、OLPを主体とした面接でした。
スキルチェック後、OLP関連の質疑応答をして、逆質問という流れだったと思います。
面接前は「外資系の人って怖そうだな~」と思っていたのですが、面接担当の方が和やかな雰囲気で、すごく落ち着いたのを覚えています。
面接は終始和やかに進みました。
が、面接が終わってから冷静に状況を振り返ると、
スキルチェックが時間内に終わらなかった
JTCの失敗談ばかり話してしまった
という不安な内容で、「あ、落ちたな・・・」と思いました。
数日後、2次面接の案内を受けた時は、自分の目を疑いました。。
2次面接
2回目の面接は関連部門と人事部門とのループ面接で、ひたすらOLP関連の質疑+逆質問をやりました。
JTCでの職務内容だけでなく、前職の文系職の行動についても深く掘り下げられ、どっきりしたのを覚えています。
しかし、ある程度OLPや、STARのフレームワークを理解していれば、問題なく対応できる質問ばかりだったと記憶しています。
また、2次面接も1次面接同様、面接担当者の皆さんが和やかな雰囲気だったのが印象的でした。
オファー
オファー面談
2次面接の数日後、オファーの連絡があり、オファー面談を受けることになりました。
オファー面談ではオファーの詳細と、面接のフィードバックを受けました。評価いただけたポイントは以下の通りです。
JTCでの試行錯誤
現場を動かすことに苦戦していたものの、データや事業特性の理解に基づき、てこ入れすべき領域を特定し、関係者に働きかけたことが評価されたようです。これは、応募ポジション(ビジネス寄りのポジション)との相性が良かったと思います。データをゴリゴリ分析するだけでなく、関係者を巻き込んで主体的に動くことが求められていたようですので。前職での課題解決の経験
前職は文系職でしたが、表層的な問題現象から、課題を掘り下げて、根本的な課題を特定した経験がありました。このような課題特定の経験は、データアナリスト職と相性がよく、評価していただけたようです。コミュニケーション
面接中、にこやかに振る舞い、話すことを心がけたためか、コミュニケーション力を評価していただけました。コミュニケーション力、表情、に関しては、現職で面接する側になって、重要性を感じています。一緒に働く立ち場としては、コミュニケーションが取れない不安や、コミュニケーションに不快感がある人は採用できないですからね。
年齢によるポテンシャル採用要素もありそうですよね。
ただ、私がお伝えしたかったことは、
私のようなハンパ者(DS歴1-2年)でも、
また、仕事で価値を出すことが難しいと感じる環境にいたとしても、
職務でやるべきことをやっていれば、
運次第ではオファーが出る可能性がある
ということです。
転職は、他の候補者の応募状況や、その会社の採用方針(拡大中なのか絞り中なのか)によるので、運用素が大きいです。
外資系やGAFAを、キャリアの選択肢と認識し、チャレンジする回数を増やせば、運が巡ってきてオファーを獲得できる可能性があると思います!
以降、昔のことですが、お賃金の話が含まれるため、有料とさせていただきます。以下の内容を記載します。
基本給
サイニングボーナス
RSU(当時の株価換算)
面接でドキっとした質問
辞退理由
オファー内容
ここから先は
¥ 1,000
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