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巡礼で初めての友はday10ナヘラ~サンドミンゴ・デ・ラ・カルザータ(+21Km/210Km)/総務課長も歩いてスペインを横断しよう/

day14/day10

ナヘラ~サンドミンゴ・デ・ラ・カルザータ(21Km/210Km)

こんにちわ、相馬と言います。
昨年(2022年)、スペインの巡礼の道を1ヶ月ほど歩きました。

この日の朝、一緒に歩いたのはイスラエル人の女子2人組。「日本のあいさつは?」と聞かれて答えた後、イスラエルのあいさつを聞くと「シャラーム」というとのこと。あとで意味を調べたら「あなたに平和がありますように」という意味。そんな言葉があいさつになるというのは、彼の地の歴史によるものなのかと複雑な気持ちになりました。

そういうことを考える機会があるのもカミーノならでは。

また、それから2週間だいたい一緒に歩くことになるアルフォンソとルミと出会ったのもこの日でした。写真にも残っていますが、ルミのことを気にかけてるのがアルフォンソ。

最初に私を追い抜いたとき英語を話せないアルフォンソは「ソル(太陽)ソル」と言いながら、帽子をかぶるジェスチャーをしてきました。すかさずルミが「日差しが強いから帽子をかぶった方がいいよ」と英語で伝えてくれます。

また、あるときは「君のザックの背負い方はバランスが悪い。ここをこうやって。」と、いろいろな調節ヒモをひいいて調節してくれたりもします。

そのあとは、次の町の宿のことやらカミーノのことやらいろいろと話しながら歩き、すっかり打ち解けることができました。

ちょっとしたおしゃべりから全然知らなかった国のことを考えたり、言葉も通じないのにお互いのことを気を遣ったり、「カミーノの素晴らしさはこういうことなのか」と思った1日でした。

2022年8月28日のメモ

【10日、200Km超を歩いた感想】

  • 「自分探し」が完了する予兆も見えない。それが「自分探しなのかもしれない」

  • 痩せてきた予兆もない。なんなら痛風の予兆あり。

【日々の感想】

  • イスラエル語でこんにちはは「シャラーム」(本場の人に教わった)

  • 足のコンディション復活。

  • スペイン人のルミさんと、アルフォンソさん。ザックのバランス直してくれたり、おすすめの泊まる場所を教えてくれたり、いい人。

  • 休んだのはめちゃ正解だった。足も戻り、顔見知りもまた増えてきた!

  • 今日もケバブ(ケバブ屋はシエスタがないとこが多くてよい)

  • デラ先生元気かな(勤め先のお医者さん)


バッチリした朝ご飯からスタート。
30ユーロくらいだったが個室だし、至れり尽くせりの宿だった。
こんな日の丸をつけて歩いてました。
これをつけてると「日本から来たのか、東京行ったことあるよ!」とか「富士山に一度登りたいんだよ」とか、いろいろと話しかけてもらえてすごく良かった。
朝焼けの町を出ます。
修道院に別れを告げて、本日もスタート。
今日も朝日を浴びて歩きます。
この2人がイスラエル女子2人組。
魅惑のタクシー看板。
だいぶ、陽が昇ってきました。
おしゃべりしながら陰を。
このあたりは白いブドウ。
そしてまた定番の風景。というか、このあたりの風景が定番の風景かもしれない。
メキシコ国旗をつけた人。私も含めて国旗をつけて歩く人は多い。
ここには2人だけど4人くらいの家族で歩いていた。
振り返るとそのご家族のあと2人。
「坂の上には・・・」的なことが書いてあって、
確かに移動販売車。個人営業とみられる。
お、リュックをなおしている仲睦まじげな2人。
これがこのカミーノで最も仲良くなった人たちの2人、アルフォンソとルミ。
なーんもないところをひたすら歩く。
同上
やっと町が見えてきた。
アルフォンソとルミはいい年のくせして速い!
このあと、ルミが道ばたに座ってたので心配して声をかけたら「石が靴に入ったので大丈夫よ」
とのこと。そんな話をして打ち解けて「次の町はここの宿がいいのよ。アルフォンソは前回もそこに泊まったんだって。」と、オススメの宿を教えてもらう。
オススメの宿でシャワー。
このために歩いております。
まだまだヒルダは続く。
(その後、ヒルダは見なくなっていく。。。あくまでバスクのおつまみ。)
きれいなのだが、ぱっと見は難民収容所だ。

しがない(ほぼ)無職の中年ですが、サポートしていただけたら喜びます。