人が移動するということ
移動するって、たのしい。
もちろん生きていれば、行き先がうれしくない場所の場合もありますが、「旅」だとか、「散歩」だとか、「買い物」だとか、目的をもって「どこかに行く」という行為には「たのしさ」が伴うことが多い。もしくは、「たのしさ」を感じるために「移動する」のだと思います。
例えば、
・誰かに会いたくて移動する
・素敵な景色を見たくて移動する
・おいしいものを食べたくて移動する
・体を動かすために移動する…
そして、移動を自由におこなうために、クルマを運転したり、電車やバスに乗ったりするわけです。
でも、高齢化によって運転免許証の返納が進むと、自由に移動できなくなる人が増えてきます。2027年には免許の返納によって、年間100万人の移動弱者が発生すると言われています。
年間100万人ですって!仙台の人口が109万人くらい(2020年国勢調査)なので、毎年仙台の人全員が免許返納するって考えると、すごい勢いです…。
私たちナルネットコミュニケーションズは、そんな地域交通課題の解決にも役立ちたいと考えています。
私たちは、全国約1万1700か所の自動車整備工場の皆さんと提携して、クルマの安心安全な運行のために適切なメンテナンスを提供しています。
自動車整備工場は、公共交通が届かないエリアにもあります(なんと全国に9万か所以上!郵便局よりも、コンビニよりも多いんです)。整備工場には広い敷地・駐車場があります。EVの充電設備の設置も進んでいます。もちろん、クルマのメンテナンスはプロフェッショナルです。そしてなにより、地域に根差して経営されているため、地域の特性・住民を理解されています。
そんな「クルマの理解×地域の理解」が、地域交通を「とめない」ための答えになるのではないか?
ひょっとすると、地域交通課題の解決は地元の整備工場がカギを握っているのではないか?
私たちは、そう考えています。
路線バスや鉄道の廃線が進む中、交通網から外れたエリアの移動弱者を移動サービス事業者と自動車整備工場が支える。ただ、移動サービス事業者の皆さんが、各地の整備工場とOne to Oneで関係を構築していくのには、大変な時間と労力がかかります。その時間と労力は私たちが請け負います。私たちにできることは、地域に点在する整備工場同士をつなぎ、移動サービス事業者と整備工場をつなぐこと。
自動車整備工場が、クルマを点検整備する工場から、地域の移動を支える拠点に変化する。そんな未来を整備工場の皆さんや、移動サービス事業者の皆さんと一緒に考えたいと思っています。
ぜひ、一緒に地域交通課題解決の仲間に私たちも参加させてください。
株式会社ナルネットコミュニケーションズ
モビノワ編集長 田中
私たちが運営しているオウンドメディア「モビノワ」では、モビリティジャーナリストの楠田悦子さんにコラムを寄稿いただいています。
楠田さんとは、一緒に自動運転バスが走る街に行き、自動運転バスが整備される整備工場を見て、現場の皆さんのお話を伺ってきました。
ぜひ、下記のリンクからコラムをご覧ください<(_ _)>