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いろいろな「うれしい」

「うれしい」と、一言でいっても、色いろなうれしいがある。
ちょっと、から、すごくまで。あと、とても、まあまあ、だいぶ、そこそこ、結構、なんとなく。
色々あるが、その時の気持ちにぴったりの、うれしい、を言い表すのって難しい。

前日、地元の灯籠流しを見に行った。
それほど有名ではないものの、人出はぼちぼち。

川に浮かぶ灯籠は幻想的でキレイだな〜と思いながら歩いていたら、それは灯籠ではなく、看板広告と言うべきもの。

スナックの求人広告まであった。
いっきに現実に引き戻されてしまった。これは遠くからぼんやり見ている方がいいな。

さて、そろそろ帰ろう、と引き返すと、何やら人だかり。

近づくと、路上ライブが始まる模様。
お爺さん方か3人、三味線のようなものを構えています。
「おおっ!もしや、津軽三味線の演奏やるの⁈」と、しばらく待機。

 ベンベ〜ン♪ 、突然始まりました!
力強いバチの音。こんなところで、夜風にあたりながら三味線を聴けるなんて、とても嬉しい。

が、しかし…
何か、少しずれている??
結構上手!でも、何か惜しい。
ずれが気になって、「わぁー!」とまで行かない。
3人とも他の2人をキョロキョロ見ていたので、お互い気付いてるものの、ハモリ我慢ゲーム的な感じにハマっている様子。

きっと、ご本人たちも満足のいく演奏ではなかったのかも。

でも最後の部分だけ演奏が揃っていて、それを聴けてちょっと嬉しかった。

日常には、「うれしい」がいっぱい。
例えば、
淹れたコーヒーが美味しかった時、は「ちょっとうれしい」朝からご機嫌。
テレビをつけたら好きな俳優が出ていた時、は「そこそこうれしい」疲れが吹き飛ぶ。
帰ってきたら、注文していたものが届いてた時、は「だいぶうれしい」テンション上がる。
noteで『スキ!』を頂いた時。これは「すごくうれしい」か。noteを見るのが楽しくなる。

年をとると、ときめき系の「うれしい」が減っていて悲しい。

期待以上の事があった時は「ちょっと感動!」に格上げ。

例えば、
寝ようと寝室に入ったら、エヤコンでベッドがひんやりしてる、の方は「ちょっと感動!」(夏期限定)

見知らぬ人が、私が落としたハンカチを拾ってくれた、時は「ちょっと感動!」かな。

何を言いたいかと、といいますと、
「うれしい」→「ちょっと感動!」
って、私の中ではすごく近いのだけど、別物。

もし、自分の行動で変わるのであれば、「ちょっと感動!」と思ってもらえるのであれば、そっちを目指そう、と思う。