自分の人生は自分で舵を切る 〜ネイルサロンで見つけた"心地よさ"の理由〜
インスタ記事のネイルのサンプル画像を見せると、Aさんがにっこりと答えてくれた。
私とは全然好みが違うのに、私の「好き」をちゃんと理解してくれている。
そんな些細な一言に、また一つ信頼が深まる。
過去のデザインやカラーを覚えていてくれることに、いつも驚かされます。
これがプロなんだな、と尊敬の念を抱きながら、私は毎回このネイルサロンに通っています。
月に一度のネイルサロン。
その時間は、私の大切な楽しみの一つになっています。
出会い
3年以上通い続けているネイリストのAさん。
10歳年下で、ちょっぴりギャルっぽい可愛らしい雰囲気の彼女とは洋服の趣味も違います。おそらく普段暮らしていたら出会うことのなかった方です。
元々通っていたネイルサロンが閉店することになった時、私はサロン難民になっていました。
他のサロンを探してみても、技術が良くても接客が悪くなくても、どこかしっくりこない。
そんな時、Aさんから「自宅で小さくサロンを始めることにしたので、よかったら」という連絡をもらった時は、本当に嬉しかったんです。
信頼から生まれる心地よさ
施術中の会話が、ただの世間話以上に心地よく感じるのは、きっと互いへの信頼があるから。
私も心を開いて話すし、Aさんも同じように率直に話してくれる。
他のお客様の話をする時も、その方へのリスペクトが自然と感じられる。
お客様の愚痴を言うようなことはなく、むしろ一人一人のことを大切に思う気持ちが伝わってくる。
そんなところからも、Aさんが本当に接客が好きなんだということが伝わってきます。
小さな選択が導く大きな幸せ
今日、Aさんがこんな話をしてくれました。
「サロンで働いていた時に比べると、お客さんの数も減ったけど、前よりも充実感があるし、すごく楽しくなった」
かわいい笑顔でそう話すAさんの言葉が、私の心に深く響きました。
サロンからプライベートサロンへの移行で、料金は少し上がりました。でも、1対1の空間でゆっくりとリラックスできる時間。
個人事業主として、その価値と決断の意味を、私にはわかります。
幸せの物差しは人それぞれ
一般的には、お客さんが増えて売上が上がることが「成功」とされがち。
でも、本当にそうでしょうか?
Aさんは今、サロン時代のお客様の中から、深いお付き合いのある方だけに声をかけて施術をされています。
数は確実に減ったはず。でも、その分一人一人との時間を大切にできる。
それが、Aさんにとっての幸せなのだと思います。
自分で選択するということ
私自身、様々な働き方を経験してきました。
会社員として雑貨とアンティーク着物の販売というライクワークから、広告代理店での事務というライスワークまで。
そして今のフリーランス。
それらはすべて自分の意思で選んできた道。
だからこそ、後悔はありません。
もちろん、すべての人が好きなように生きられるわけではありません。
子育て、介護、仕事...様々な制約の中で生きている人の方が多いかもしれません。
でも、たとえ一日30分、いや10分でも。
自分の時間の使い方を自分で選択できる瞬間があるかもしれません。
心地よさを見つけるために
私たちはつい、周りの価値観に流されがち。
「もっと稼がないと」「もっとがんばらないと」
でも、時にはその「もっと」から一歩離れて、自分にとっての心地よさと向き合ってみる。
それが、本当の意味での幸せにつながるのかもしれません。
Aさんとの出会いは、私に大切なことを教えてくれました。
自分の人生は自分で舵を切る。
そして、その選択に誠実であることが、確かな幸せにつながっていくのだと。
小さな選択の先に、きっと自分らしい幸せが待っているはず。
あなたにとっての心地よい選択は、どんなものでしょうか?
最後に過去ネイルサロンについて話しているVoicyのリンクを貼っておきます。
よくまぁこんなにサロンの事で熱く語っていますよね 笑
一つ目の放送は無料で聴けます。↓