自分で自分の機嫌を取る方法を決めておくというライフハック
長男が6歳のときの出来事。
ピアノを習っていた彼は、なぜか自分のことを「練習しなくても弾けちゃう天才男」の自負があったようで(謎)、まぁ家で練習しなかった。さすがにレッスン前日に練習しようとそそのかし弾いてみると、当然弾けない。
でも彼の自己評価は高みにあるので、現実とかなりギャップがある。ということで、分かりやすく落ち込み、イラつき、挙げ句泣く。
こう書いていると子どもらしくて可愛らしいんだけども、毎度この調子だと練習に付き添う私も参ってしまっていた。
ある日はにこにこおだてたり、ある日は「泣くくらいなら練習しろ!」と怒ったり。
色々試したけどもうお手上げ状態だった。
そんなとき、対処法を閃いた。
私も彼も、このイライラに対してどういう対処をしたらいいか分からないからさらにイライラするんだ。であれば、対処法を考えようと。
さっそく6歳長男に聞いてみた。
「よし、じゃあこうやって練習が嫌になっちゃったときに、自分がご機嫌になれる方法を決めておこう!なにがいいかな?」
色々な感情が混じってどうしよう状態のときに投げかけられた母からの質問に、真面目に考えはじめる長男。
相談の結果、以下の2つに決めた。
1: マネケンのワッフルを食べる
2: すでに合格したレッスン曲を気持ちよく弾く
2つとも、ほぼ彼が自分自身で決めたことだった。ご機嫌になれる方法が決まった時にはもうニコニコ顔に変わっていた。
その後しばらくはこの方法がとっても役立って、練習が思うように進まないときはこのライフハックを試した。
私はいつでも彼が自分の機嫌をコントロール出来るよう、マネケンのワッフルを切らさないよう在庫管理にいそしんだ。
このライフハックは効果抜群だった。
対処法を自分自身で決めたのがよかったと思う。
しかしこのときワッフルをさすがに食べ過ぎたのか、マネケンのワッフルは7歳の現在、もはや一切食べない。さらに言えばピアノ自体を辞めて現在はサッカーを始めて頑張っている。
子どもの成長は早い。
マネケンワッフルを見てふと思い出したライフハックのお話。
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