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ちいここ下甑島ツアー3日目(2024/8/28)

朝、7:00くらいに放送があるからそれで起きれるよと言っていただいていたのに、7:30くらいに起きました😀
少し寝坊スタートの3日目です。

島の方は皆さん朝が早い。ホームステイさせていただいたご家庭でも、なんと毎朝5:30には起きていらっしゃるんだとか(年寄りだからねえと仰いますがそれにしても早い!漁に出られる方が多かったりするのも理由のひとつなんでしょうか....)。
朝ごはんはもう作ってくださっていました。卵が比較的高い(移住パンフレットから引用すると、卵L玉で237円)のに、どこに行っても卵焼き出てきがち。うれしい。

朝ごはん🍚

ホームステイ先のご家族にお別れを告げ、鹿島の様々な場所を巡って、診療所で先生と最後のお写真を撮って(先生は朝から胃カメラの検査をなさっていました。少し見せていただいた。初めて胃カメラ見ました)、手打まで送迎していただきます。

鹿島小学校。幼稚園と一緒の敷地になっています。
ここがコミュニティの中心地、公民館。
避難所にも指定されていました。
医療者住宅にはバナナが植っていました!
すこし小ぶりだそう。島バナナ食べてみたい。
ハイビスカスも植っていました。
完全に南国。
診療所2階。この古さ伝わるでしょうか…

台風が近づいていることもあり、かなり波が荒れていました。満潮の状態で雨が降ると、海抜が低いこともあって、浸水することもあるんだとか。ただ、防波堤が完備されているので、かなりの大波以外は影響がないそう。ちなみに、手打の資料館では、手打でのキビナゴの地引網による漁は、防波堤を作ったことで廃れてしまったというお話を伺いました。

これは手打港の地図。

島の基幹産業は水産ですが、元気はなくなってきているそう。この原因として、魚の量も減っていますが、それ以上に種類が変わっていたり減少していたりすることが挙げられるそうです。魚種は30年周期で変わると言われているそうで、現場経験的にもそのくらいで変化を感じるそうです。以前はぶりの養殖を行っていたところから、最近はきびなごに変化しているんだとか。ただし、キビナゴの特徴として、足が早いことが挙げられるそうで、瞬間冷凍など工夫すれば良いけれども、なかなか新鮮なものは市場に出回らないんだとか。また、キビナゴ漁では、魚が減ってしまうのを防ぐために、網の荒さが決まっている(6か5号)そう。小さいサイズの魚がかからないようにすることで、大きく育てる、そして過剰な漁を防止することができるんだとか。
また、魚については、早朝の漁でとれたものを、次の日の島外(本土)の市場で売ることが多いんだとか。だから、島のスーパーには島でとれた魚は流通しないそう!その理由として、ニーズ(消費者)が少なく売れないこと、魚を捌ける人がおらず、料理などに使いやすい状態では販売しづらいことが挙げられるそうです。
下甑島手打地区にはスーパーがエグチしかなく、競争がないためか品質は....だそう。長浜にあるスーパーには伺いましたが、台風なこともあってかパンを中心に品薄でした。本土と比べて確かに値段は高め。スーパーとコンビニくらいの違いに感じました。スーパーと銘打ってはいるけどコンビニ価格だなと思いました。
ただし、ご近所さんからのいただきものなどのおかげで、食材に困らないという人も多いようです。確かに私たちが滞在中に食卓に並ぶものは大体頂きものからつくられていました。特にお野菜。

長浜のスーパー、ライフ。

島の小・中学校では、子供の数が少ないから剣道かバレーか(6人制)が主流なんだそうです。上甑島の里には柔道や陸上部もあるよう。驚いたのが、帰りのフェリーに乗っていた時、一緒に乗り込んだのが島の野球チームだったことです。子供も大人も混ざっていて、フェリーの運営をなさっている方から「
今日試合??頑張ってね〜」と声をかけられていたのが印象的でした。

昔はユイなど(高校の歴史で学習したような...)のコミュニティが存在し、行政からの支援を受けずに道を作るなど、そのコミュニティ単位で様々な活動を行っていたそう。
最近は、核家族化により、親戚の集まり(もんて)で完結するようになったと言います。

一旦手打の診療所に送っていただきましたが、台風前なこともあってか外来にはたくさん患者さんがいらして、お忙しそうだったので見学は断念、旧迫田邸に帰宅。

この時はきちんと見学の機会をいただけるとは思っておらず。

帰って、各お宅でいただいてきてくれたお土産をお昼ごはんに。
かぼちゃのつけあげ(ちゅけあげ、さつまあげとも言います。かぼちゃ3/4、砂糖300gくらい、もち粉を混ぜて、みみたぶくらいの柔らかさになったらそれを揚げて作るそう。)や、雑穀米おにぎり、お芋をいただきました。

これがめちゃくちゃ美味しいんです。
かぼちゃちゅけあげ。
雑穀米おにぎり!

台風がやってきていて、避難勧告も出るということで、16:00ごろに小学校へ移動しようというお話になり、お風呂に入ったりして準備しました。

大しけです。怖いくらいの波でした。

避難先では皆さんそれぞれ、食べ物を持ち寄るのが慣習だそう。私たちの教室には10人が集合しましたが、食べきれないレベルの食べ物が!まさか小学校の教室でエビやメロンを食べる経験をすることになるとは笑匂いが残ってしまっていませんように笑
家で不安を抱えているより楽しいし、何かあっても一緒に誰かいてくれれば安心できるので、素敵な制度だと思いました。
全体では30名ほどが避難されていたようでした。

美味しそうなものたくさん!
色鮮やかすぎる…

そして少し小学校を探検。私たちは1、2年生の合同クラスのお部屋(2階)を使わせていただきました。1階には先生方がセレクトした本が並ぶ本棚があり、Dr.コトーも発見。また、興味深かったのが手打の方言集があったこと。読んでいてとても面白かったです。
階段の踊り場には甑島の観光地が紹介されていたり、家庭科室の前に郷土料理の紹介があったり、なんと教室でルンバを発見したり(羨ましい笑)と興味深いものがたくさんありました。小学校に入れる機会なんて滅多にないので、本当に懐かしい気持ちになりました。

小学校、懐かしすぎる
給食の献立。
最近の小学生はお掃除しなくて良いのでしょうか..
かわいい
観光地紹介。
地図付きもありました。
Dr.コトーもバッチリ置いてあります。
アカセビは初日食べたやつだ!と興奮。
すすも食べてみたかったな。
砂糖飯が話題に。食べてみたいものです。
寝床。プールで使うタオルを布団に笑

明日中には帰れるかなと不安を感じながら就寝。

読んでいただいてありがとうございます。
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