「マイ・ディア・ミスター 〜私のおじさん〜」について (4)お天道様がみている
このドラマを語るのはキリがないです。とりあえずまた思いついたことをタラタラと。。
お天道様がみている
人間は、誰かにみられていないと自分を律するのとが難しい生物だと言えます。
今は死語かもしれませんが、「お天道様がみている」という言葉があります。
ほかの人間が誰も見ていなくても太陽はきちんと見ているのだから、お天道様に恥じないような生き方をしていく。
正直に生きていく。
良心に恥じないように生きる。
そういう意味の言葉。
ドンフンの姿をみて、この言葉を思いましました。
静かなリーダーシップ
会社でのドンフンは、部下にもとても愛されている様子が描かれています。強烈ではないけど、自然に周囲のモチベーションを高めていくような、「静かなリーダーシップ」を感じました。
不確実性高まる現代社会だからこそ、ドンフンのような倫理意識の高いリーダーが必要に感じます。
このドラマは、あるべきリーダー像を描いているようにも感じました。
JYPの価値観
そう思ったら、JYPを思い出しました。
JYPは、TWICEメンバーを選出するオーディションSIXTEEN でも、NiziU を選出するオーディションNIZI プロジェクトでも、「真実」「誠実」「謙虚」を説いていました。
ダンスと歌の実力以前に、人柄が重要。これが会社としての価値観。これを実践できる人かどうかも審査基準だと。
話はそれますが、TWICEは約8年、それを実践しているからこそ、ファンを魅了しているのだと思います。
話を戻すと、韓国でも、表現は違っていても、同じような価値観のベースがあるのかなと感じました。
盗聴について
ところで、このドラマを語る上で、盗聴が重要なキーワードだと思います。
盗聴という禁断の行為により、困難な状況の中でも、正直に良心に恥じないように生きているドンフンの気高さに、次第に魅了されていくジアンの姿が描かれています。
自分の良心に恥じない生き方を貫いているドンフンにとって、盗聴されていても、何も後ろめたいところはない。
「お天道様がみている」を実践するドンフン。
そんなドンフンに、盗聴という禁断の技術で魅了されていくジアンを通じて、我々もその人柄に魅了されていく。
そんなことを感じました。
同時に、我々も、「お天道様がみている」生き方をしないと。
そう感じます。