お店のかたち
長らく書いていなかったので、お久しぶりから始めましょうか
今回はメニューについて
前回にも書いたコンセプトに基づきメニューを考えていきます。
ただ、コンセプトばかりに合わせてメニューを考える必要はありません。
まずは、内容を決めることが大切です。
なぜ内容が大事なのかは後半でお話しましょう。
私のお店での話をしますと、名目はCafe
ベトナムカフェというのが正しいのかもしれません
そこから我々は派生して、ベトナム料理を中心としたアジア料理全般を扱うメニューにすることにしました
なぜ、アジア料理を全般に扱うかというと
我々の名目はCafeです
ベトナム料理の専門店ではありません
お客様はCafeという名前でここに訪れることが多くなります。
要は、間口を広くしているのです。
専門店になると、ターゲットが絞られてしまいますが
あえてアジア料理を扱ってるCafeとうたったほうが視野が広がるのです
つまりは、エスニックなものを食べたいと思うお客様をひろうということです
なのでベトナム料理だけではなく、名前が知られている、アジア料理の定番をおくことにしました
さて、、なぜコンセプトばかりに囚われずにメニューを決めたほうがいいかというと
要は、料理とは見せ方次第ということです
そうですね。我々でいうと、いかにCafeっぽい盛り付けと見せ方をするかということですね
たとえ同じものを作ったとして
お皿、盛り付け、使う食材、彩り
これらによって雰囲気や感じ方が変わっていきます
例えば、肉じゃががあるとします
同じ肉じゃがでも、和食の料理人が作るもの、フランス料理人が作るものではきっとまったく違うものができるでしょう
もし、肉じゃがを置くとするなら、Cafeっぽくやればいいってことです
まぁそれが一番大変なんですがね
それから、ネーミングです
メニューにのせる名前を少し変えるだけでこれもまた違ったものになっていきます
ネーミングはとても重要であり、我々が頭を抱える部分でもあります
商品が見えないものを名前だけで注文判断をしてもらうからです
そうですね。一例を出してみます
・グリーンカレー
オーソドックスにいうとこんな感じ
・ごろっと野菜とチキンのグリーンカレー
グリーンカレーの中身を少し載せてあげることでお客様の判断基準をあげます
・バーニャカウダー
・季節の彩り野菜のバーニャカウダー
季節という言葉も結構重要だったりします。
こうやってメニューの内容を決めたあとに肉付け作業とも呼びますが
お店にあった名前に変えたり、盛り付けを考案していきます
ネーミング、盛り付け、はお店の個性を引き出すものになっていきます
さて
まずは、メニュー内容からです
そのあとは試作を繰り返し、お店のコンセプトに合うように変化させていく
ここから初めていきましょう
今回はメニューについてお話させていただきました
置きたい料理の内容を考え、お店のコンセプトに合わせたネーミング、盛り付けを肉付けしていく。
大変な作業ですが、一番お店を作っている気持ちになれます
素敵なお店になりますように
最後までお付き合い頂きありがとうございました
暑さが続く毎日ですが
今日も一歩前へ
素敵な一日になりますように