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【いま振り返れば】悩み抜いた30代

誕生日を迎えたとき、このnoteで、30代を

「それなりに充実していた」

と振り返った気がします。

その気持ちには嘘はないのですが、最近はこうも考えるようになりました。

「悩むことが多かった」

と。

いま振り返れば、充実感はあるものの、事あるごとに悩んできたと感じています。

お仕事で言えば、30歳になった年は年収が初めて500万円に達して、当時は東京・港区に住んでいたこともあり、生活に満足していました。
ただ、その翌年に潮が引くように一気に仕事がなくなり、アルバイト生活に入った。
その年に歯列矯正を始めたことで100万ものローンを抱え、奨学金も残っていたから東京を撤退して実家へ帰還。

その後も仕事はなかなか上向かず、4年経ってようやくまた東京に来ることができました。

30代で実家暮らしで年収が200万とか、いっても300万では精神的にきついですよね。
とまあ、こんな形で金銭面では常に悩んでいたと思います。

お金やお仕事だけでなく人間関係の面も、30代、特に前半は厳しかったですね。
別に宣伝したいわけではなく、僕が以前、刊行した小説を読んでいただければその辺は書いてあるのですが、正直、人としてよろしくない行為もしていたし、それなのに、裏切られると大きな絶望感を味わったりしていた。
自分の悪行が返ってきただけなのにね。

今思えばその頃の僕は、人生をシンプルに考えるスキルが足りていなかったのもありますが、「何かに縋りたい」という気持ちが強かったのだと思います。

別に人や物に縋るのは悪くはないのですが、それってどこか、

「将来を切り開くのは自分自身にしかできない」

という事実を否定してしまうことにもなります。

特に男性は、女性と比べて救済されづらい厳然たる事実が存在している。

他責思考だと、楽に見えて思い悩む機会も増えてしまいます。
これに気づいたのはここ数年のことで、それからは徐々に悩む機会も減っていきました。

その意味で、30代の頃の僕は、思考がドラスティックに変化していった年代だと思っています。
できれば、20代のころに悩むステージは終わらせておきたかった。

そのことを非常に悔いていますが、時間はもう巻き戻せないので、これからの生き方で見せていくしかないですね。

40代はどうなるのでしょう。
「人生で一番つらい時期」とは言われていますが、30代よりもっと悩む機会が増えるのでしょうか。

そうなったら嫌だな。

ただ、今の僕は自責思考ができているし、それ以上に物事をシンプルに考える力が、30代のころより幾らか増しているという自認があるから、折々で苦労は勿論するでしょうけど、無駄なことに気を取られる時間は減らせると信じています。

いや、信じたい。

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田中雅(みやび)
読んで頂き誠に有り難う御座います! 虐げられ、孤独に苦しむ皆様が少しでも救われればと思い、物語にその想いを込めております。よければ皆様の媒体でご紹介ください。