◯◯◯が綺麗だな、と思ったら。

今日は普段より早めに日課のジョギングに行きました。
夜は夜だったのですが、いつものように夜中ではないので、また違った雰囲気を楽しむことができました。

いつも、公園に入ってからそこを越えて橋まで走り、そこからUターンして帰ってくるのですが、復路で公園に差しかかったとき、あることに気づきました。

何組かの中年と見られるご夫妻がベンチに座って、空を見上げていたんですね。
そこで僕も走りながら上空を見上げてみたら。






「綺麗な満月が出ていた」

んです。

雲一つなかったので、太陽の光が月にしっかり反射しており、球体の輪郭がくっきり見える。
そのせいか大きく見え、そこから二筋ほどの光が地上に注いでいる。
兎が餅をついているその模様も鮮明に見えました。
平凡な表現で申し訳ないのですが、神秘的で、幽玄さを醸し出していた。

「良いもの見たな」

と思って帰宅したあと、調べてみたら、実は今日、

「中秋の名月」

だったのですね。
これを知り、

「そうか、だから今日は月を見上げているご夫婦方がいたのか」

と思いました。

中秋ということは、暦の上ではもう秋も真ん中まできていることになります。
昨日、少し涼しかったくらいで、いまのところ、全くそんな気配は感じられませんが。

そういえば。
僕が子どものころとか、大学生くらいまでは、この時期はもう長袖を着ている人の割合が多かったように思います。
特に小学生のころなんて10月はもうすっかり秋めいており、木の種類によっては紅葉も始まっており、半袖を着て登校している児童なんて皆無でした。
いまは全然、10月初旬なら半袖で出歩くことはあり得ますよね。

確実に「秋」という期間が短くなっていっている気がします。
この流れはもう不可逆だと思うのですが、寂しい気はしますよね。
僕個人は、秋はファッションがすごく楽しい時期で、ベージュとかブラウンとか、秋色の服がすごく好きなんです。
それらの色に黒を合わせるとそれだけで手軽にお洒落に見えるので楽だからというのもありますが、秋物の服を楽しめる期間が短くなるのは、これもまた残念。

だからこそ、今日、中秋の名月を、ジョギング中という全く風流な形ではないにしろ、天候に恵まれたお陰でこの目に収めることができたのは貴重でした。

ちなみに、去年はどうだったかは思い出せません。
そのためにも、こうやってnoteに記録しておくと後で思い返すことができるので、本当にnoteをやっていてよかったな、と思っています。

実は若干、ネタに困っていたのですが、お月様の導きにより救われました。

読んで頂き誠に有り難う御座います! 虐げられ、孤独に苦しむ皆様が少しでも救われればと思い、物語にその想いを込めております。よければ皆様の媒体でご紹介ください。