【こう思う】政治的な発言についての見解

SNS、特にXを見ていると、トレンド機能に特定の政治的キーワードが上がっていることもあり、よく「政治的な投稿」を目にします。

大抵は、今の政策に対して不満を述べるものだったり、与党・野党を問わず、特定の政治家や政党を批判するものだったりします。
保守とリベラルで喧喧諤諤の議論が日々、交わされており、その中には、かなり過激な発言も散見されます。
こういった投稿の数々を見て、いつも思うことがある。

それは……







「意見を述べるのは大事だけれど、それだけではあなた個人の人生が良くなることはないよ」

ということ。

「政治的な発言を一切しない方がいい」

と言っているわけではなく、むしろ、何の興味も持たないよりは、ある程度の意見を自分の中に持っていた方が、有利に世の中を渡っていけると僕は考えています。
その自分なりの意見を表明するのも悪くないことだと思う。

ただ、Xの投稿などを見ていると、何というか、いわゆる自分の境遇を政治のせいにしているような、
「他責思考」
っぽい内容のものがかなり多いように感じます。
そして、そういう人の投稿が過激である傾向が高いように思う。

厳しいことを言って申し訳ないのですが、こういった方々は、もし自分の意見通りに政治が動いたとして、例えばある1人がリベラル寄りな意見を持っていたとして、政権が交代してその人が支持するリベラルな党が与党になったとしても、結局、不満を抱くことになるのではないでしょうか。

政治は確かに人々の生活に影響を及ぼします。
ただ、政治が変われば自分はすごく幸せになれる(逆にすごく不幸になる)かというと、そうではないです。
特にここ日本では、政治が一個人の生殺与奪を決めることなんて、ほぼ無いと思います。

もし自分が現状、上手くいっていないとしたら、それは政治のせいではなく、自分のせい。
だからいくら政治が変わっても、その人にとってはあまり意味がない。
そう考えるべき。

過度な努力信仰とか僕は好きではなく、どちらかと言うと効率重視な人間ですが、一個人として何の力もない状態なら、権力に対して文句を言うよりは、その権力になる方向を目指し、日々研鑽した方が良い結果につながると思っています。

確かに税金は毎年値上がりしているし、物の値段も上がっていっています。
苦しい思いをされている方が大勢いらっしゃるのはわかります。
為政者たちを舌鋒鋭く批判したくなる気持ちは痛いほどわかりますよ。

だからといって不平・不満をずっと述べていても何も変わらないし、そういう人こそ救われない。
世の中がどうなっても、自分のやるべきことに集中すること。
そうすれば僕は、少なくともこの日本にいる限りは、困るような事態に陥ることはないと思います。

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田中雅(みやび)
読んで頂き誠に有り難う御座います! 虐げられ、孤独に苦しむ皆様が少しでも救われればと思い、物語にその想いを込めております。よければ皆様の媒体でご紹介ください。