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小学生の我が子と一緒に、名作マンガをたくさん読んだら、別世界が見えてきた話。

note毎日更新を再開するためのリハビリとしての「noteのお題ほぼ全部書くチャレンジ」。
約30題あるnoteのお題企画に毎日乗っかって何かしら書くことで、毎日更新の習慣化を図ろうという試みです。

4日目は、#マンガ感想文。

「まずは続けるリズムを作る」のが目的なので、相変わらず書きやすいところから。あ、昨日の投稿の最後に次回予告を書くの忘れたことに、今、気がつきました(汗)自分の中では決まってたんですが…

「前日には次に書く内容の大枠が決まっている」って、めっちゃ楽です。お題企画の一覧眺めて、どれにしようかな~って決める。毎日更新をこれから始めようという方や、続けてきて疲れてきた方にオススメしたい(笑)お題企画様様。

ちなみに、noteにお題企画がたくさん準備されているのは、noteというプラットホームそのものが「編集者」の役割も担っているからです(note勉強会より)。

「こういう内容、書いてみたらいいんじゃない?」という提案をしてくれているわけで、利用しない手はないのです。ええ。

で、今回はただ私が自分の好きなマンガについて語っても、オリジナリティが出ないので~~…

「コロナ休校期間中に、長女(現小4)と一緒に楽しんだマンガ」についてまとめたいと思います。
何しろ、3月~5月の丸っと3カ月、どこにも出かけられず、学校もなく、ただひたすらに家で暇してたわけです。そりゃ~マンガ読みまくるでしょ(笑)

しかしコロナ自粛期間だったので、
「新しいマンガを、外に買いには行けない(我が家の蔵書で勝負)」
「マンガと言えども、学校に代わる教育的効果を期待(親の打算)」
という条件の元の選書になります。で、結果、こんなラインナップに。

①ちはやふる

長女の仲良しのお友達が、アニメ版にハマってる~とかで、長女も興味を持ち……
私もたまたま、このマンガをまとめて借りられるという幸運に恵まれ……

結果、親子でドハマり(笑)

競技かるたって、こんな熱い世界なのか!(私)
高校生って、こんな全力で毎日を生きているのか!(長女)

などなど、それぞれの感動を胸に、最新刊の44巻までコロナ休校期間に読破。

そして当然のように買わされる百人一首(CDつき)。

そして当然のように「競技かるたごっこ」に付き合わされる……(1~20番までのコンパクト版で勝負)

マンガの中のちはや達のような白熱の勝負感を味わうためには、やはり100首を完全に覚えて、決まり字で札ぶっ飛ばさないと気分出ないので、長女、頑張って百人一首を覚え始める(教育的効果絶大・親の打算大成功)。

休校期間中になんやかんやで100番までだいたい覚えたみたいです。もともと覚えるの好きなマニア気質。
6月に学校が再開して忙しくなってからはほとんど触ってないので、「もうだいぶ忘れちゃった」そうですが。

マンガという入り口がないと、小学生が興味をもつこともないであろう百人一首。
でも先人たちの優れた言語感覚であったり、今も昔も変わらぬ人間の感情であったり、1000年の時を超えてここまで愛され続けている100首の歌に触れることは、とても価値ある経験だったと思います。
「ちはやふる」の社会貢献度は非常に高いなぁと。

将来、長女がほんとに本気の競技かるたをする機会があれば、この休校期間のことを思い出してもらえればなぁと思います。

②天使なんかじゃない

まさかの、少女マンガの古き良き名作!

あまりにも毎日毎日、長女が暇だ暇だというので、押し入れの奥底から私の愛蔵書が入ったコミックケースを引っ張り出して放出。その中で長女が最もハマったのが、この「天ない」でした。

私、「天ない」の連載スタートしたタイミングで「りぼん」を買い始めまして。毎月、翠と晃の青春の日々をドキドキわくわく見守ってました。それゆえに、余計に思い入れ深く。当時、長女と同じ小4でしたねぇ……(年がバレる)

長女のハマりっぷりも凄まじく、全8巻を何回も何回も……何十回も繰り返し繰り返し読みまくり……
その度に、7~8巻あたりで感動して泣いている(笑)

豊かな感性を養うことになったと思うことにしております……

あと、ビックリしたのが。

学校が再開してから、クラスの代表委員を決めるとなった時に……

長女、自ら手を挙げて立候補して、みんなの前でスピーチして、選ばれて代表委員になった、と。
(まんま「天ない」冒頭のような)

マジで!?授業中に手を挙げて発言するのも「恥ずかしいからイヤ」とか言ってたあなたが!?

偉大なり冴島翠(笑)
生徒会役員として学校を盛り上げることの意義を、長女に教えてくれてありがとう……

しかし長女よ、須藤晃は現実にはそうそう現れない。気を付けろ(笑)

↑愛蔵書の一部。「こどものおもちゃ」にも長女かなりハマってたけど、別に~芸能人になりたいとは~言い出さなかった(笑)

③有閑倶楽部

さらに古い!!
これも我が家の押し入れの奥底から。

最初の方の1~2巻は、画風が古風なことと、人物の名前が覚えられないことで、長女も読むのに苦戦してたのですが……

もともと推理小説大好き人間なので、有閑倶楽部の内容にハマらないわけがない(笑)

情報量もすごいので、いろいろな世界を垣間見る機会になったようです。家からなかなか出にくい状況だっただけに、日本中・世界中を飛び回って大活躍する有閑倶楽部の多彩な6人の姿は痛快で、休校期間中の良い気分転換になったものと思われます。

で、これまた繰り返し読みまくった末にボソッと一言、

「いろんな国の言葉が話せるようになりたいなぁ」と。

そうかいそうかい。がんばってくれたまえ。
中国語なら一緒に勉強つき合ってあげますよ(大学生の時に中国語はハマった私。他はサッパリ)。

あと、有閑倶楽部には怪談というか、幽霊出てくる系のホラーネタが混じってるのですが(それも6人の知恵と活躍で原因が判明して解決していく)。

結果、ホラーものに強くなりましたね長女。
ちっちゃい頃からビビりで、オバケとか全然ダメな子だったのに。


最近の愛読書↓

④二月の勝者

いや……これ、読むなよ小4がっ!!!
と思いつつ、もはやここまでの流れで、「私が読んでるマンガ=自分も読んで良いマンガ」みたいなイメージできてしまい、一緒になってしっかり読んでしまっている……

小6受験生の1年間を、塾講師の側から結構なリアルさで描くこの作品は、元塾講師の私にとってはもう、たまらん内容でしてねぇ……(あと学校名や塾名の絶妙なパロディネーミングがツボ過ぎる……)

まあ、長女にとっても、ほんとに受験生することになったら先の人生の予習として有効でしょう。中学受験は甘くない世界ですからね。そして「自分がやりたいと思ってやらないとダメ」みたいなことも、登場人物の小6生たちの姿から感じられると思いますし。

私、あちこちの私立学校の学校説明会を聞きに行くのが趣味なんですが。(変な趣味……)

「二月の勝者」を読んでるせいか、長女に「一緒に行ってみない?」と誘った場合に拒否られることが減りましたね。「いろんな学校に見学に行って、自分の目で見て判断するのが大事!」って、マンガの中に何回も出てくるので。

学校にせよ、習い事にせよ、働く場所にせよ、何にせよ「自分の目で見て確かめる」ことが大事です。人から聞いた話とか、ネットで見た内容は、あくまで参考意見に過ぎず、決め手にはなり得ないので。

そういう価値観を共有するきっかけにはなったような気がします。

⑤のだめカンタービレ

これもまた、古き良き名作。
音大生のリアルな姿や、ピアノ演奏者や指揮者になるには?みたいなところも、(かなりデフォルメされているとは言え)よくわかり。
クラシック音楽が身近になるという点でも、親の打算(教育的効果狙い)はバッチリです。

長女は年長の頃からピアノを習っておりまして。
親が習わせたかったというより、たまたま、素晴らしいピアノ演奏者で指導者な方が、数いるママ友の中に1人いて、その方に勧められたということもあり。

習い始めてみると、ピアノ習ったことない両親からすると長女のやってることは全て「よくできました」に見えて、素直に褒めてあげることができ、とても良かったです。

長女もピアノ好きらしく、自分から毎日練習してるし、日々の生活の中でピアノを弾くことが大いにリフレッシュになっていることが見ていてよくわかります。

なので、「のだめカンタービレ」の内容も、とても楽しめた様子でした。

ただ、マンガだとそれぞれの演奏の、曲名は書いてあっても音は聞こえないので……

その後、アニメ版をプライムビデオで再生して延々見てましたね。音楽がちゃんと聞こえて良いです。
ドラマ版や映画版も、いずれ2人で見てみたいなぁと。

コロナが完全に落ち着いて(というかコロナあり前提の形式が世の中全体に定着して)、クラシックコンサートを長女と聞きに行くのが夢ではあります。その時に、「あ、あの時の、のだめに出てきたあの曲……」ということが、とっかかりになるといいなぁと思います。

*****

以上、5つのマンガを「我が子と一緒に楽しむ」という形で読んだら、何が起きたかと言うと……

マンガの内容が、フィクションや娯楽という範囲に留まらず、「現実世界の行動変容を促すもの」として、かなりの存在感をもって迫ってきたという感覚があります。

これは、自分1人で読んでいただけではここまでならなかったはずのもので……

コロナ休校という特殊状況に加えて、親子関係や、大人⇔子どもの感覚の違いが作用して、そのように感じられたのかなぁと。

まあ、何やら興味深い現象でした。
小学生が読んで理解できそうなものを厳選する必要はありますけどね。あんまり恋愛ドロドロだったりもまだ読ませたくはないですしね(笑)

ということで、マンガも侮れないよ、というお話でした。

***

さてさて、何とかお題企画に乗っかって4日目、結局クセで長々と書いてしまうので、やっぱり負担感を感じてきております(汗)

もっと短く端的に!を目標にしたいです。
明日は、ずーーっと何書いたらいいのか謎だったハッシュタグ#コンテンツ会議 に挑戦しようかと。

よろしければお付き合いくださいませ~

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